お待たせしました! いよいよ公開も迫った映画『アイアンマン2』! もうTVのCMや劇場で予告編を観て、「これはたまらん、観たい!」と思った人も多いのでは? 前回はキャストとそのキャラたちに迫りましたが、今回の「『アイアンマン2』完全攻略!~後編~」では、ズバリ前作に比べてどこがパワーアップしたのか? そうです、皆さんお待ちかねの必見ポイントに、ググッと迫ります!
物語は前作のラスト、主人公トニー・スタークが自らをアイアンマンであるとカミングアウトした続きから始まります。国防省からパワードスーツを危険な武器と問題視されたトニーは、スーツの没収を迫られることに。一方、その姿を憎悪の目で見つめる男─―最強の敵"ウィップラッシュ"(ミッキー・ローク)は密かに自分のスーツを開発して復讐を企てトニーに迫ります。そしてトニーの前に現れる謎の美女"ブラック・ウィドー"(スカーレット・ヨハンソン)は一体何者なのか? しかし、そんな肝心な時に、トニーはパワードスーツの原動力"アーク・リアクター"が出す毒素のせいで、生命の危険にさらされてしまうのです。自分の危険を誰にも明かせず1人苦しむトニー。様々な試練だけでなく、アイアンマンであることで彼に死の影が迫ってきます! どうなるトニー!?
絶体絶命!トニーに迫り来る5つの試練とは?
★試練その1 : 生命の危機
パワードスーツを動かせるトニーの胸に埋め込まれた"アーク・リアクター"のエネルギー源となるパラジウムの消耗が激しく、リアクターから毒素がトニーの体内に流入してしまいます。体内毒素の数値が上昇し続け、危険な状態になりますが、トニーは周囲に明かさず自暴自棄に。生き残る道はある?
★試練その2 : 会社の未来
なんと本作でトニーはスターク・インダストリー社の社長を辞任してしまいます。自分の命が長くないことを知り、後任をトニーの秘書ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)を指名するのですが、自分はパーティーで大騒ぎしたりと自暴自棄になり、ペッパーとの関係にも暗雲が。会社の未来はどうなる?
★試練その3 : 国家からの弾圧
パワードスーツの存在が危険で、国家の危機と考えた国防省。スーツを没収しようと躍起になってきます。持ち前の手腕でかわすトニーですが、親友である軍人ローディ(ドン・チードル)との間も、スーツを巡ってケンカ状態に。追い詰められたトニーに秘策はあるのか?
★試練その4 : ライバル出現
政府に加担してトニーの失脚を狙うのが、武器商人のハマー。まるで悪徳弁護士のように狡猾なハマーは、トニーの社会的地位と名誉を奪おうと、あらゆる"爆弾"を仕掛けてきます。相手にしていないトニーですが、ハマーはモナコに現れた強敵"ウィップラッシュ"に目を付けて…。このウザさにはさすがのトニーも苦戦?
★試練その5 : 最強の敵
謎のロシア人、アイヴァン・ヴァンコは自らリアクターを開発し、その力でアイアンマンの最強の敵となる"ウィップラッシュ"としてトニーに襲いかかってきます。破壊的なパワーだけでなく、とびぬけた頭脳の持ち主でもあるのですが、なぜかトニーに強い復讐心を抱いていて、どうも過去になにか関係がありそう? 憎悪に燃えるその執念と策略はすさまじく強烈です!
これらの試練に悩みながらも立ち向かう我らがトニーに当然、感情移入してしまい、前作以上に展開も盛り上がるわけですが、『アイアンマン2』を攻略する上では、なんといってもこれから紹介する2つのポイントを押さえてから劇場に行っていただきたい!
進化を遂げたパワードスーツ
本作ではトニーだけでなく、最強の敵"ウィップラッシュ"の登場により、"怒涛のマシンパワー合戦"といっても過言ではない激しいアクションバトルが展開。当然ながら前作から更に進化したメカニック描写には要注目です!"ウィップラッシュ"は装着型アーマーに、電磁鞭"エレクトリカル・デス・ウィップ"を持ち、一振りで車を真っ二つにするほどのありえない破壊力! そのウィップラッシュが初めて現れる場所はなんとモナコグランプリ会場で、音速で走るレーシングカーを次々とぶった切って大暴れ。車が乱れ飛ぶさまは、ド迫力のワンシーンです。
我らがトニーも黙っちゃいません。前作よりさらに軽量化したパワードスーツ「マーク4」に加え、本作ではなんとアタッシュケースが変形して着用する携帯用スーツ「マーク5」が登場します。この装着シーンがまさに圧巻の拍手モノで何回でも観たい! いや、いっそのこと一着欲しい! という衝動に駆られるマイコミ読者も多いはずです! もちろんスーツを開発するトニーのハイテク・ガレージでの作業シーンや、超進化版「iPhone」といった風情のトニーのスマートフォンもたまりません。さらにさらに実は他にも複数のパワード・スーツが登場します! メカニック好きが大興奮なのですが、その内容は…劇場の大画面でお確かめください!
さらにスカーレット・ヨハンソン演じる"ブラック・ウィドー"のセクシーで華麗なアクションシーン、クライマックスで繰り広げられる空中戦バトルなどは、息もつかせぬ緊張感とスピード感でぜひ劇場に見て欲しいシーンですね。
激しいアクションの裏側に人間ドラマあり!
もうひとつのポイントは、本作で掘り下げられているトニー・スタークの亡き父との間に隠されたドラマです。父親ハワード・スタークの大きな存在と、愛された記憶のないトニーが複雑な想いからくる葛藤を乗り越えようとする姿が描かれています。アクションがメインと思いきや、この親子のエピソードが思わぬ感動の展開を生み出しています。人間ドラマの部分でも前作を大きく超えており、必見のポイントとなっています!
さて、2回にわたってお送りした「『アイアンマン2』完全攻略!」をお届けしましたが、皆さん、いかがでしたか? 文章ではとても魅力の全てを言い表せません。敢えてもう一言だけ言わせてもらうとしたら、「とにかく劇場で観てくれ!!」です! あ、そうそう、最後にもうひとつ! エンドクレジットロール後まで決して席を立たないようご注意を!
『アイアンマン2』は、6月11日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほかで全国ロードショー。
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