Seasonicブースでは、80 PLUS GOLD電源の「X-Series」の新たなラインナップが展示されていた。国内ではオウルテックから650Wモデルと750Wモデルが展開中の同シリーズだが、展示されていた製品ラインナップは400W、460W、560W、660W、760W、850W、1000W、1200Wと8製品である。

ファンレス仕様の400Wモデル

同じくファンレス仕様の460Wモデル

560Wモデルと660Wモデル。660Wモデルと現行の650Wモデルとの違いは不明

760Wモデルと850Wモデル。こちらも760Wモデルと現行の750Wモデルとの違いは不明

最大容量の1200Wモデル。1000Wモデルも用意されているがデザインは同じとのこと

400Wモデルと460Wモデルはファンレス仕様。80 PLUS GOLD認証予定であり変換効率は最大で92%(220V:50%ロード時)とされる。内部コンデンサは固体タイプ。従来のX-Series同様フルモジュラーケーブルを採用しており、内部スペースの小さなPCやHTPC等の用途に向いている。スタッフによれば7月中の出荷を予定しているとのこと。

ファンレスの400Wモデルの内部。冷却穴の数がさらに増加。ただし小容量なぶんモジュラーコネクタの数はやや少ない

残りのモデルは現在のラインナップとほぼ同じ、ハイブリッド・サイレント・ファンコントロールを備えたファン付きモデルだ。660Wモデル、760Wモデルに関して、現行の650Wモデル、750Wモデルとの違いは説明されなかったが、1000Wモデルと1200Wモデルは現行モデルをより大容量化したモデルとなる。固体コンデンサの採用はもちろん、フルモジュラーケーブルも継承しており、そのコネクタは背面の幅いっぱいに2段にわたり用意されている。大きさは若干の大型化が見られるが、そこまで大きくないのも特徴のひとつだ。1000Wモデルと1200Wモデルに関しては年内の発売予定とされている。

1200Wモデルは若干大型化したものの、1000Wクラスとして見れば比較的抑えられた奥行き。モジュラーコネクタは2段で横幅いっぱいにレイアウトされている