電気通信事業者協会(TCA)は7日、5月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが2カ月連続の首位。2位はNTTドコモ、3位はイー・モバイル、4位はKDDIだった。

ソフトバンクは25万1,100増で、累計契約数は2,234万3,700契約となった。同社ではiPhoneの契約が5月も好調だった。さらに、28日からはアップルの多機能情報端末iPadの販売を開始。3日間の、3Gモデルの新規契約者数が純増数の押し上げに貢献している。

2位のNTTドコモは11万3,200増で、累計契約数は5,634万9,900契約。4月1日に発売したアンドロイド携帯「Xperia」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)が依然として好調な売れ行きを維持しているという。3位のイー・モバイルは5万5,800増で、累計契約数は246万5,800契約。同社では5月26日から、iPadと親和性が高いサービス「新世代Wi-Fiキャンペーン」を開始。6月以降の契約者増に期待がかかる。KDDI(au)は5万4,700増で、累計契約数は3,203万100契約。学生をターゲットにしたガンガン学割の契約が5月9日で終了し、前月の純増数10万3,100契約から半減してしまった。

携帯電話全体の累計は47万4,700契約増で、1億1,318万9,500契約となった。なお、ドコモの2in1契約は6,700減で累計43万900契約、ソフトバンクのダブルナンバーは300減で累計3万6,300契約。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 113,200 56,349,900
KDDI(au) 5,4700 32,030,100
ソフトバンクモバイル 251,100 22,343,700
イー・モバイル 55,800 2,465,800
携帯電話総計 474,700 113,189,500

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイルを除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -100 27,100
KDDI(au) -6,700 13,900
ソフトバンクモバイル 15,000 57,900
イー・モバイル 600 -

PHSではウィルコムが9万4,200減で、PHS全体で394万3,400契約。400万件を割り込んだ。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -94,200 3,943,400
PHS総計 -94,200 3,943,400

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは1万8,900増で、累計19万2,600契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 18,900 192,600