茨城県と中国の格安航空会社・春秋航空は6日、茨城空港 - 上海浦東国際空港間を結ぶチャーター便を7月末から就航すると発表した。
春秋航空(中国・上海)は、2004年に創業した中国の民間航空会社。現在、中国国内にて上海、三亜、瀋陽を中心に約40路線を運行中で、今回の就航が同社初の国際便となるという。
同路線では、7月末から2カ月間、プログラムチャーター便を週3便程度運行する予定。将来的には搭乗実績等を検証の上、定期便の就航を目指すという。使用予定機材は「エアバスA320型」で、座席数は180席。運行曜日、時間帯、料金等の詳細は追って発表する。
今回の就航について茨城県の橋本昌知事は、「ビジットジャパンキャンペーンや個人ビザ発給条件の緩和も追い風となり、経済発展の著しい中国との間の旅客需要は今後も一層の伸びが予想される。今後は春秋航空と協力して、茨城 - 上海路線を大いに発展させていきたい」とコメントしている。
また春秋航空の王正華董事長は、「茨城空港は東京に近いほか、橋本知事は我々の誘致に熱意があるうえ、ローコストキャリアへの理解が深いことから茨城空港への乗り入れを決定した日本において航空券の個札販売が許される条件が整えば、1~2割のチケットを超格安価格で売り出したい」と話している。