"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は主婦の健康がテーマ。主婦が疲れているのは何曜日か? どんな疲れに悩み、何の病気が気になるのか? そして検診を受けない理由とは……。
今回紹介するのは、ソニー損害保険がこのほど発表した「健康診断・健康意識に関する調査」の結果。5月14日~17日の4日間、20~49歳の主婦1,000人を対象にインターネットリサーチで実施した。
健康のために重要なのが睡眠だが、1日の睡眠時間を聞いたところ、「5~6時間」が最も多く38.6%、「6~7時間」が29.1%、「5時間未満」が19.0%で、平均の睡眠時間は5.9時間だった。それほど多くはないようだ。
「1週間で最も疲れを感じるのはいつか」という質問には、28.4%の主婦が「毎日疲れている」と回答。曜日別では「月曜日」が最も多く19.5%。2位以下は「金曜日」(17.8%)、「木曜日」(11.1%)「水曜日」(4.1%)、「火曜日」(2.1%)の順で、月曜以外では週末に近づくにつれ、疲れを感じる主婦が増える傾向があった。
自覚症状で最も多かったのが「肩がこる」の63.3%。あとは「イライラすることが多い」(39.5%)、「腰が重い・痛い」(33.4%)、「視力が落ちた気がする」(32.1%)、「いつも体がだるい」(31.7%)と続いた。特に20代では、「イライラすることが多い」(50.6%)と「いつも体がだるい」(54.2%)が5割を超えた。
"お疲れ主婦"の割合はかなり高いようだが、検診にはどの程度行っているのだろう? 過去1年の受診状況について聞いたところ約4割(39.8%)の主婦が「どの検診も受けていない」と回答。受診しない理由では「検診にお金がかかる」が39.4%で最も多く、続いて「検診へ行く時間がない」(32.7%)、「面倒くさい」31.9%、「今のところ特に体に異常がみられない」(29.1%)となった。過去1年に受けた検診で多かったのは「一般的な健康診断」(37.0%)、「婦人科検診」(34.1%)、「ガン検診」(10.7%)など。ガン検診のなかでは子宮けいガン、乳ガンの健診の受診率が高かった。
受けてみたい検診を複数回答で聞いたところ「500円で受けられるワンコイン検診」(58.5%)がトップに。「自宅でできるキット検診」(40.8%)、「検診後に昼食が付いているランチ付き検診」(30.0%)、「国内の温泉旅行が付いた温泉検診」(21.1%)なども多く、経済的で、手軽なものが人気だったという。