「Smooth Gestures」

調べ物やネットサーフィンといった長時間のブラウジングにおいて、使い込めば使い込むほど便利なのがマウスジェスチャーだ。始めは、マウスジェスチャーを覚えるのに多少時間がかかるかもしれないが、覚えてしまえば、これほど快適なものはない。今回紹介するのは、Chromeでマウスジェスチャーを使うための拡張機能「Smooth Gestures」だ。マウスジェスチャーをカスタマイズできるのはもちろん、複数台のPCでマウスジェスチャーを同期できるというのも嬉しい。マウスジェスチャーを愛用しているため、Chromeへの乗り換えを諦めていたという人にはピッタリだ。

注意:本稿では、Google Chromeエクステンションのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。

Smooth Gesturesをインストール

それでは、「Smooth Gestures」をインストールしよう。ChromeエクステンションのWebサイトで、画面中央にある[インストール]ボタンをクリックする(図1)。確認のダイアログが表示されるので、[インストール]ボタンをクリックしよう(図2)。すると、新しいタブが開き、オプションページが表示される(図3)。インストールはこれで完了だ。

図1 ChromeエクステンションのWebページで[インストール]ボタンをクリック

図2 確認のダイアログで[インストール]ボタンをクリック

図3 新しいタブが開いてオプションページが表示される

マウスジェスチャーで快適ブラウジング

それでは、さっそく「Smooth Gestures」を使ってみよう。Webページ上で、右ボタンを押しながらマウスを動かすと、赤い線で軌跡が描かれるようになっている(図4)。この線をどう描くかによって、ブラウザの動作が決まる。例えば、右から左に横線を引いて、マウスから指を離すと(図5)、ひとつ前のページに戻る。また、上から下に線を引き、さらに右に動いて、「L」のような軌跡を描けば(図6)、現在のタブを閉じるという操作になる。これらのマウスジェスチャーの種類は、インストール後に表示されるオプションページに紹介されている(図7)。

図4 右ボタンを押しながらマウスを動かすと軌跡が描かれる

図5 右から左へ直線を引くと、「戻る」の操作が行われる

図6 現在のタブを閉じる場合は、「L」を描く

図7 マウスジェスチャーの種類はオプションページで確認しよう

オプションページを閉じた後で、もう一度オプションページを表示したい場合は、右回りで「0」を描けば良い(図8)。すると、新しいタブでオプションページが開く。よく使う動作のマウスジェスチャーを覚えれば、より快適なブラウジングを楽しめるだろう。

図8 右回りで「0」を描くと、オプションページが新しいタブに開く