FXオンラインジャパン アナリストチームが最新のデイリーレポートをお届けする。昨日のウォール街株価指数が200ドル超の上昇し、欧州圏の話題が少し落ち着いてクロス円の買い戻しが入ったことで円安方向に振れ、為替水準に対する安心感から日本の株式市場も、300円超の上昇をみせている。

ドル円も久々に92円台にのせ、これまで92円がレジスタンスとなっていたが、抜けた後は割りこまずに堅調に推移している。海外筋は新首相に期待している感じで、国内勢も安どしている模様。

USD/JPYの1時間足(平均足)では、昨日のレンジで見ても高値圏での推移を続けており、さらにどの程度上昇幅を伸ばすのか注目しておきたい。

すでにMACDはデッドクロスを出しておりRSIも66.29近辺とやや買われ過ぎの水準。

抜けずに反落の可能性があるが、欧州通貨を中心としたクロス円の買い戻しが出ており、連れ高で下値はサポートされやすいか。このスタンスで見るのであれば、93.00円を上値ポイントとみておきながら、ひきつけての戻り売りスタンスというのがイメージしやすいか。

92.05円を再度割り込んで92.00円。フィボナッチの23.60%の91.68円、38.20%の91.22円をターゲットとして見ておきたい。逆に上抜けした場合、ターゲットは93円。ここは何度か上抜けているが直近では、上ヒゲを残している。仮に上抜け、93円が終値ベースで上抜けた場合には95円、さらには97.78円がターゲットとなってくる。93.00を挟んで、かなりシナリオに変化が出てくるため、面白い展開になるか。