ポルシェ ジャパンは、911、ケイマン、ボクスター、カイエン、パナメーラの2011モデルの受注を7月1日から開始すると発表した。
いずれもすでに発表されているモデルで、7月1日から正規販売点にて受注を開始する。
911ターボSと911ターボSカブリオレには、可変タービンジオメトリーを採用した水平対向6気筒のツインターボエンジンが搭載される。出力は、30PSアップした530PS(390kW)、最大トルクは700N・mに達する。新911ターボSの燃料消費量は、新欧州ドライビングサイクル(NEDC)で100kmあたり11.4L(約8.8km/L)と、911ターボと同等に抑えているという。
ボクスタースパイダーは、車重1275kgとポルシェ中最軽量のモデル。エンジンには、ダイレクトフューエルインジェクション方式の3.4L 6気筒エンジンを搭載し、PDKとスポーツクロノパッケージを搭載したボクスタースパイダーは、ローンチコントロールの仕様で0-100km/hの加速は4.8秒としている。PDK仕様車の燃費(NEDC)は100kmあたり9.3L(約10.7km/L)。オープン時の最高時速は267km/hとしている。
カイエンは、2002年のデビュー以来初のフルモデルチェンジを受けた。カイエンターボには、500PS(368kW)を発生する4.8L V8ツインターボエンジンを搭載し、燃費(NEDC)は先代モデルに比べ23%向上した100kmあたり11.5L(約8.7km/L)を達成した。カイエンSの燃費は4.8L V8エンジンで先代モデルに比べ23%向上した100kmあたり10.5L(約9.5km/L)と向上しつつ、最大出力も385PSから400PSへと向上した。3.6Lエンジン搭載モデルでも、最高出力は300PSへと高められたが、燃費(NEDC)は、8速ティプトロニックSトランスミッション仕様車で、従来モデル比20%以上向上した100kmあたり9.9L(約10km/L)となっている。そのほか、カイエンSでは軽量化も図り180kg軽量化したほか、ホイールベースを40mm、全長は48mm延長された。
パナメーラとパナメーラ4は、ダイレクトフューエルインジェクションを採用し、最大出力300PS(220kW)、最大トルク400Nmを発生する3.6L V6エンジンを搭載する。ともに、デュアルクラッチトランスミッションを搭載し、PDKとオートスタート/ストップ機能を搭載する。NEDCによる100kmあたりの燃費は、パナメーラが9.3L(約10.8km/L)、パナメーラ4が9.6L(10.4km/L)と10Lを下回る。なお、オプションの19インチオールシーズンタイヤの装着で燃費は0.2L低減され、CO2排出量はパナメーラで213g/km、パナメーラ4で220g/kmまで減少する。