NECディスプレイソリューションズは、プロジェクタ「ビューライト」シリーズの新商品として、3D映像の投写が可能なDLPプロジェクタ「NP216J-3D」を発表した。7月20日から発売され、価格はオープンだが、実売予想価格は10万円前後。
3Dの視聴は、右目用画像と左目用画像を高速で交互に表示するフレームシーケンシャル方式(時分割方式の一種)を採用し、「NVIDIA 3D Vision」をサポート。同社によれば、NVIDIA 3D Vision対応プロジェクタは、国内メーカーとしては初だという。プロジェクタとメガネとの同期は映像信号から直接取るDLP Link方式を採用することで、従来方式で必要だった赤外線送信機が不要となっている。液晶シャッタ方式専用メガネ1つが標準で添付する(オプションとしても実売価格13,000円前後で販売)。
電源を入れてから約7秒で接続しているPCやビデオの映像を投影可能。また、電源を切ると同時に冷却ファンが止まる「クイックオフ」により片付けも手早く行える。投写中にスイッチ付き電源タップのスイッチなどで電源を切ることができる「ダイレクトパワーオフ」にも対応している。この他、スタンバイモードで「省電力」を設定すると、スタンバイ時の消費電力が0.4Wとなる省電力設計を採用しており、二酸化炭素排出削減量に換算して表示するカーボンメーター機能も搭載。ネットワークを介しPCからプロジェクタの電源ON/OFFや入力信号の切り替えといった操作も行える。
おもな仕様は、最大表示解像度が1,600×1,200ドット、表示画面サイズが30~300型、投写距離が1.18~13.2m、明るさが2,500ルーメン、コントラスト比が2,000:1。インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、D-Sub×2(入力)、S端子×1(入力)、RCA端子×1(入力)、D-Sub×1(出力)、音声入出力。7Wのモノラルスピーカーも装備する。外形寸法はW310×H95×D247mm、重量は約2.5kg。