秋葉原ワシントンホテル(東京・千代田区)は15日から、鉄道ルーム「クハネ1304」を提供する。本格的なNゲージレイアウトを備え、13階の窓から秋葉原 - 神田間の鉄道ビューも楽しめるという。

客室に設置されるNゲージレイアウト(予想図)

Nゲージレイアウトは2.1m×3.2mのL字型で約4平方m。線路の総延長は約30mで、複線エンドレスをふたつ設置。同時に4路線の操作が可能とのこと。情景は同ホテルを中心とした秋葉原の街並みと東京タワー周辺を再現し、山の中腹には同ホテル関連施設の「箱根小涌園」を配置した。レイアウトのデザイン監修は鉄道バーとして有名な「バー銀座パノラマ」の鈴木邦夫氏。製作は鉄道模型雑誌のグラビアや表紙の情景でも知られるディディエフが担当したとのこと。車両は基本的に利用者が持ち込む。有料の貸し出し車両も用意するという。

ベッドでくつろぎながら鉄道気分を満喫

鉄道ルーム「クハネ1304」は禁煙シングルルームで、一日1室のみの提供となる。「クハネ1304」の「クハネ」は鉄道車両の記号で「運転台を備えた普通寝台車」という意味とのこと。「1304」は13階の4号室に由来する。客室には鉄道模型を展示したキャビネットや鉄道関連のポスターを掲示して鉄道気分を演出するという。室料はサービス料、消費税、宿泊税込み、食事なしで平日23,000円、土曜と休前日は25,000円。予約受付はインターネットのみとのこと。