京成電鉄はこのほど、7月17日に開業する「成田スカイアクセス」のダイヤと、同路線開業に伴う京成本線のダイヤについて概要を発表した。新スカイライナーは既報の通り日暮里 - 成田空港第2ビル間を36分で結ぶ。また、都営地下鉄と京急電鉄に乗入れて、羽田空港と成田空港を結ぶ「アクセス特急」を新設。京成本線にはAE100形の「シティライナー」を運行するという。ピーク時間帯は成田スカイアクセス、京成本線合わせて1時間当たり9本の成田空港行きを設定するとのこと。
新型スカイライナーは上野発成田空港行きを26本、成田空港発上野行きを28本設定する。途中停車駅は日暮里と空港第2ビルのみ。上野 - 成田空港間の所要時間は44分(日中時間帯)。運賃は1,200円、特急料金は1,200円。上野駅発の初便は06:30、成田空港発の最終便は22:18で、1時間当たり2本を運行するという。
京成本線は従来の「スカイライナー」に代わり「シティライナー」を新設する。日中時間帯を中心に上野発成田空港行きが7本、成田空港発上野行きが5本、成田発上野行きが2本。途中停車駅は日暮里・青砥・船橋・成田・空港第2ビル。所要時間は1時間15分前後。従来のスカイライナーの停車駅に加えて青砥駅に停車し、都営地下鉄方面からの乗り継ぎに配慮したという。特急料金は1乗車920円。ただし船橋発着は現行通り500円とのこと。また、京成本線の通勤輸送を担う「モーニングライナー」と「イブニングライナー」は新型スカイライナー「AE形」を使用するという。
また、成田スカイアクセス、都営地下鉄浅草線、京急電鉄を経由して、成田空港と羽田空港を結ぶ「アクセス特急」も新設される。特別料金不要の列車で、都営浅草線と京急電鉄では「エアポート快特」となる。運行本数は成田空港行きが26本、成田空港発が25本。朝ピーク時間帯は20分間隔、その他の時間帯は40分間隔で運行する。成田空港 - 羽田空港の所要時間は最速で1時間43分。途中停車駅は品川・泉岳寺・三田・大門・新橋・日本橋・東日本橋・浅草・押上・高砂・東松戸・新鎌ヶ谷・千葉ニュータウン中央・印旛日本医大・成田湯川・空港第2ビル。なお、朝夕夜間の一部列車は上野または西馬込発着となるとのこと。
このほか、金町線は高砂駅高架化により7月5日から増発、上野 - 高砂間の「普通」を長編成化し、「快速」の停車駅に千住大橋を追加する。なお、日中を中心に押上 - 高砂間で運行していた「急行」は取りやめる。