28日より日本を含む全世界での販売が開始されたiPadだが、あるアナリストの推計によれば米国外で6月に販売されるiPadの総数は60~70万台程度になる見込みだという。これは同月におけるMac販売台数予測の50万台を上回り、iPad人気を裏付けるものとなりそうだ。
同予測を出しているのはRBC Capital MarketsアナリストのMike Abramsky氏。同氏の最新予測はAppleInsiderが28日(米国時間)に報じている。Abramsky氏は5月までに提供が開始された10カ国を含む、7月以降に提供が見込まれる各国でのiPad販売台数予測を打ち出しており、以前にも2010年内の日本での累積販売台数を476,000台と見積もっている(「【レポート】2014年、タブレット市場は4,600万台規模へ - iPadの影響はどの程度?」)。
それによれば連日のメディアによるApple Store前の行列報道や潜在的需要などにより、世界市場でのiPadに非常に強い需要傾向がみられるという。実際、日本、オーストラリア、英国などではすでに一部店舗で在庫切れを起こしており、こうした流れを裏付けているというのだ。同氏は米国でのiPad販売ペースが1週間あたり200,000台以上と予測しており、これもやはり米国でのMac販売台数の2倍ペースだという。こうした在庫不足現象が解消されるまで、まだ数カ月はかかるというのが同氏の予測だ。