携帯電話やデジタル機器を複数所有するようになると、必然的に充電器の数も増えてしまう。コネクタの形状が共通しているのであれば、共用すればいいのでそれほど苦労はないのだが、困るのはメーカーによってコネクタ形状が異なる場合だ。出張の時などに充電器やケーブルが増えると意外とかさばる上に、どれがどれだかわからなくなってしまうようなこともある。
そこで今回紹介するのは、miniUSBケーブルの端子を充電コネクタの形状に変換し充電するための変換コネクタだ。
miniUSB変換コネクタ「NOKIA UCC-06N」(モバイルライフ製)。本来は同社製充電アダプタのオプション品であるが、通常のUSBケーブルにも流用できる。写真の製品はNokia製携帯電話用充電コネクタに対応した製品である。ブラックの他、ホワイトもあるのでケーブルの色に合わせることも可能 |
変換コネクタの使い方は至って簡単。miniUSBのオス端子にコネクタを被せるだけだ。手持ちのUSB充電器や、miniUSBケーブルをあっという間に充電ケーブルにしてしまう。本来はUSBポートつきAC充電器のオプション品として販売されているものだが、入力口の形状は一般的なminiUSB(メス)端子であることから、他社の充電器やデータ通信用USBケーブルにも利用することが可能だ(メーカーは他社商品への接続は未確認としている)。
PCとの同期用に用いているUSBケーブルの先端を変換し、PCのUSBポートと接続してみると、正常に充電が始まった。このほかUSB充電器との組み合わせでも充電が行えることを確認した。この小さなコネクタがあるだけで、汎用性が格段に向上する |
USBケーブルが一本あれば、コネクタで変換してしまうことで充電器代わりに使用することが出来るため、大幅に荷物を整理することができる。ただし、メーカーが適合を保証しているのは同社製品のみであるため、他社の製品と組み合わせて使う場合は相性の問題で上手く充電されない場合があることには注意が必要だ。
本製品は全国の家電量販店、または楽天市場にあるモバイルライフのオンラインショップで購入できる。なお、Nokia用以外にもモトローラ用、Samsung用、ウィルコムのW-ZERO3用のほか、ドコモやソフトバンクの一般的な携帯電話に使用する3Gコネクタ用、auのCDMA WIN用、NTTドコモのムーバ(PDC)用もラインナップされている。
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(Kunihisa Takayama/K-MAX)