NECカシオモバイルコミュニケーションズは25日、都内にて新商品発表会と新CMの紹介を行った。会場にはCMに出演する玉木宏が来場し、新商品の魅力を語った。また、製品の展示スペースとタッチ&トライコーナーが設けられ、説明員が詳しい機能の説明などを行った。なお、同社は6月1日にカシオ日立モバイルコミュニケーションズとの統合が予定されているため、今回は両社の合同発表会という形をとった。

発表会の冒頭、NECカシオ代表の山崎耕司氏は「NEC、CASIO、HITACHIがそれぞれ持っている得意分野を生かしていきたい。EXILIM、G'z One、Wooo などの商品ブランドを活用できるのが私たちの強みで、幅広い技術を持った携帯電話メーカーになる」と述べた。

また、現在NECが全社をあげて取り組んでいるクラウド事業にも言及。年度内に発売を予 定しているスマートフォンとも連携させ、また、近い将来グローバル市場へ展開する際にも活用する考えだという。

NECカシオ代表の山崎氏(左)と同社の事業拡大の考え方

取締役執行役員常務の小島立氏からは、新商品についての説明があった。NECカシオでは今夏、新商品をNTTドコモ向けに5機種「N-04B、N-05B、N-06B、N-07B、N-08B」、ソフトバンクモバイル向けに2機種「840N、841N」投入する。

製品は5月より順次、発売予定

「docomo PRIME series N-04B」は1,220万画素カメラとハイビジョンムービーが特長のモデル。カメラは約0.6秒で起動でき、約1.4秒の連続撮影も可能

「docomo STYLE series N-05B」はFrancfranc コラボモデルの第2弾。小顔・美肌効果のある写真モードを搭載し、20代女性をターゲットにしている

「docomo STYLE series N-06B」は5色のカラバリが鮮やかなモデル。シリーズ最多のデコメ絵文字2,000種類をプリインストールしている

「docomo SMART series N-07B」はamadanaとコラボしたモデル。3.3インチの大画面液晶を搭載し、amadana brown モデルには本革のレザーケースがついてくる

「docomo PRO series N-08B」はqwerty キーを搭載するモデル。1回の充電で約1,000時間使用でき、パソコン遠隔操作のできるLui機能も備えている

ソフトバンクからは、マイ絵文字4,500種をプリインストールした「840N」と、良触感塗装とエレガントカラーが美しい「841N」が発売される

続いて玉木宏が登場、新CMが公開された。N-04Bの瞬時にカメラを起動できる点、ハイビジョンで撮影できる点に関して玉木は「素晴らしい」と繰り返し絶賛。デザインに関しては、「ボディの側面のラインが顔にフィットする感じがして良かった」と述べた。

レッドカーペットの上を歩く玉木をギャラリーの女性たちが携帯で撮影。「瞬撮」がキーワードのN-04Bを手にした女性は撮影できたが、他の携帯を持っている女性は撮影できなかったというストーリーだ

家電が好きで、amadanaの前機種(docomo SMART series N-04A)が発売された日には自分で家電量販店に並んで買ったという意外なエピソードも披露した。また、普段の携帯の使い方については、ちょっとした調べ物をするときは携帯のネットを利用するとコメントした。「瞬撮」したいものについては「愛犬のチワワを。これまでは、撮ろうと思っても動きが速くて撮れなかったので」と述べた。また、動画で撮ってみたいものについては「ドッキリとか」とコメントし、記者団を笑わせた。