米Intelは5月24日(現地時間)、超低電圧(ULV: Ultra-Low Voltage)版のIntel Coreプロセッサ「i7-660UM」「i5-540UM」「i5-430UM」「i3-330UM」および「Pentium U5400」「Celeron U3400」を発表した。
新プロセッサ群はUltra-Thinノート(CULVノート)向けに、スリムなデザイン(2センチ-2.5センチの厚み)とパフォーマンスのバランスの良い両立を実現する。IntelのUltra-Thinノートの定義にはディスプレイサイズが7インチから13インチまで幅広い製品が含まれるが、12-13インチがターゲットの中心になる。
新しいIntel Coreプロセッサ搭載ノートの薄さをアピールするPC Clientグループ・バイスプレジデントのMooly Eden氏 |
新しい低電圧版Coreプロセッサのキーワードとして同社は「32」を掲げている。32nm high-kメタルゲートプロセスで製造され、メインストリーム向けスタンダードプロセッサよりもパッケージサイズが32%小さく、またHDXPRTベンチマークでi5-430UMのマルチタスク性能はSU7300を32%上回る。安全かつ効率的にプロセッサをクロックアップするTurbo Boostテクノロジ、1つのコアで2つのスレッドを実行可能にするHyper-Threadingテクノロジ、統合グラフィックス機能HD Graphicsなどを装備。またMobile Intel 5シリーズチップセットとの組み合わせで複数のオーディオストリームなどのオプションが広がり、Anti-Theftテクノロジによるデータ保護が可能になる。
Turbo Boostテクノロジにより、Picasaで赤目補正を行う間のみ1.2GHz動作のi5プロセッサのクロック周波数が1.73GHzに上昇 |
Intelによると、6月にASUSTeK Computer、Gateway、Lenovo、MSIなどから新しい低電圧版プロセッサを搭載した製品が登場する。
i7-660UM | i5-540UM | i5-430UM | i3-330UM | U5400 | U3400 | |
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コア数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
スレッド数 | 4 | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 |
CPU周波数 | 1.33GHz | 1.20GHz | 1.20GHz | 1.20GHz | 1.20GHz | 1.06GHz |
Turbo時CPU最大周波数 | 2.40GHz | 2.00GHz | 1.73GHz | - | - | - |
Smart Cache | 4MB | 3MB | 3MB | 3MB | 3MB | 2MB |
TDP | 18W | 18W | 18W | 18W | 18W | 18W |
Turbo Boost | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
Hyper-Threading | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
HD Graphics | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |