マウスコンピューターは24日、3D立体視のハードウェアを利用し、パソコンの3D化を促進することを目的とした「3D-PCロゴプログラム」を発表した。対応製品の体験の機会、製品に対し目的別にわかりやすいロゴの添付、幅広い製品ラインナップを用意するなどし、ユーザーが3D環境を選びやすい環境を構築する。
同社は、今回の3D-PCロゴプログラムで、「このパソコンを購入すれば3Dコンテンツを楽しめる」とされる基準を示す"ロゴ"を提唱する。3D立体視では、「映画」や「ゲーム」を楽しむ用途と、3Dコンテンツを「制作」する用途など様々な用途が有り、それぞれ必要とされるPCの性能が異なるため、導入の敷居が比較的高い。そこで同社では、目的とする3Dコンテンツに合わせて、わかりやすくPCを選択できるよう、目的別に3つのロゴプログラムを設ける。
「3D for THEATER」 |
「3D for CREATOR」 |
「3D for GAMER」 |
ロゴプログラムの内容は、既存のDVDの3D化や、3D配信映像はもちろんのこと、Blu-ray 3Dにも対応した、動画コンテンツを最大限に楽しむことができるエンターテイメントパソコンに対する「3D for THEATER」。今後拡充されていく3Dコンテンツの制作に掛かる工数と時間の大幅削減を実現し、より効率的な3D制作環境を提供するプロフェッショナルパソコンに対する「3D for CREATOR」。そして、動画コンテンツを楽しむことはもちろんのこと、コンシューマーゲームを超えた臨場感溢れる映像描写が可能なパソコン向け3D対応ゲームを、快適に楽しむことができるハイエンドパソコンに対する「3D for GAMER」の3つだ。
本ロゴプログラムには、NVIDIA、LGエレクトロニクス・ジャパン、サイバーリンクの3社が賛同を表明している。なお、今回の発表では、ロゴプログラムはデスクトップパソコンに対して実施されるが、ノートパソコンの開発も行っており、順次適用が進む見込みとなっている。
ロゴ対応デスクトップ×3モデルが登場
あわせて同日、マウスコンピューターは、上記「3D-PCロゴプログラム」に基づいたデスクトップPCの新製品、「Lm-i721E2-3DV」「MDV-ADS7210X-WS-3DV」「NEXTGEAR i700SA9-3DV」の3モデルを発表した。
「3D for THEATER」ロゴの「Lm-i721E2-3DV」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-530(2.93GHz)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT 240 1GB、メモリがDDR3 4GB PC3-10600、HDDがSATA 500GB、光学ドライブがブルーレイ。視聴キットとして「NVIDIA 3D Vision for GeForce」、ディスプレイとして「LG W2363D-PF」、ソフトウェアとして「CyberLink Media Suite 8.0 for Blu-ray」が付属し、価格は149,730円。
「3D for CREATOR」ロゴの「MDV-ADS7210X-WS-3DV」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-860(2.8GHz)、グラフィックスがNVIDIA Quadro FX 580 1GB、メモリがDDR3 4GB PC3-10600、HDDがSATA 1TB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ。視聴キットとして「NVIDIA 3D Vision for GeForce」、ディスプレイとして「LG W2363D-PF」、ソフトウェアとして「CyberLink Media Suite 8.0 for Blu-ray」が付属し、価格は186,900円。
「3D for GAMER」ロゴの「NEXTGEAR i700SA9-3DV」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-930(2.8GHz)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 470 1280MB、メモリがDDR3 12GB PC3-10600、HDDがSATA 500GB、光学ドライブがブルーレイ。視聴キットとして「NVIDIA 3D Vision for GeForce」、ディスプレイとして「LG W2363D-PF」、ソフトウェアとして「CyberLink Media Suite 8.0 for Blu-ray」が付属し、価格は254,730円。