"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は夫の"ニオイ"がテーマ。妻のどれくらいが夫の体臭を不快に感じているのか? そして妻たちが感じた20代と30代での夫のニオイの変化とは?

今回紹介するのは、ライオンがこのほど発表した「男性のニオイに関する意識調査」の結果。4月20日~22日、30代の男性の夫を持つ25~35歳の既婚女性500人を対象にインターネット上で実施した。

「夫のニオイを不快に感じることはありますか」と聞いたところ、約7割(66%)の女性が「ある」と答えた。夫のニオイが気になるのは「夫自身」(68%)に加え、「枕カバー」(62%)、「1日着た衣類」(60%)、「ふとん」(42%)など、夫が普段使用しているものにも及んでいる。

妻たちが「不快」と感じる夫のニオイとは具体的にはどんなニオイなのだろう? 多かったのが「天ぷら油」「機械油」などの「古くなったアブラのニオイ」。ほかには「納豆のニオイ(25歳)」「ニンニクのニオイ(34歳)」といった食品のニオイや、「工事現場のようなニオイ(34歳)」「野良犬のニオイ(33歳)」といった人間が発したニオイとは思えないものに例えた回答もあった。

注目なのはいつもそばにいる妻だからこそわかる夫のニオイの変化だ。「夫のニオイについて、夫が20代の頃と現在(30代)を比較すると変化はありましたか?」と聞いたところ、約半数にあたる45%が「あった」と回答。具体的な変化としては「夫が30代になってから、不快なにおいを感じるようになった」が56%ともっとも多く、あとは「20代の頃より臭くなった」(31%)、「20代の頃とニオイの種類が変わった」(25%)、「20代の頃より頻繁に臭うようになった」(20%)の順となった。「ニオイの種類が変わった」という人にその変化について聞いたところ、20代の「汗臭さ」から30代は「油臭さ」に変わったと認識している女性が多かったという。

ちなみに「ニオイの変化に気付いた際に、夫への愛情は何割ダウンしましたか」を聞いたところ、回答の平均は「2割ダウン」。夫婦円満のためには夫の"汗対策"も重要といえそうだ。