パナソニック電工は5月20日、店舗などでの空間演出や重点照明などに向けた、LEDスポットライト、LEDダウンライトを発表した。

LEDの採用で、コンパクト/省電力を実現した空間演出用スポットライトとダウンライト

スポットライトは、明るさがJR12V 50Wのハロゲン球(白熱電球60W形相当)を使用した器具相当で、ダウンライトは上記に加え、CDM-T35Wのセラミックメタルハライドランプ(白熱電球100W形相当)を使用した器具相当のものもリリースされる。

価格は、JR12V 50W器具相当のモデルでは、LEDスポットライトが1万9,425円、LEDユニバーサルダウンライトが1万3,440円、演出照明用LEDダウンライトが1万2,390円、LEDユニバーサルダウンライト(グレアレスタイプ)が1万5,540円。CDM-T35W器具相当のモデルでは、LEDユニバーサルダウンライトが1万9,425円、演出照明用LEDダウンライトが1万8,375円となっている。また、JR12V 50W器具相当のダウンライトには1台、CDM-T35W器具相当のダウンライトには2台の電源ユニット(5,250円)が必要となる。発売は、JR12V 50W器具相当のモデルが5月21日、CDM-T35W器具相当のモデルが6月1日を予定している。

新製品は、LEDの採用で、ハロゲンランプやHIDを光源としたライトよりも、コンパクト/低消費電力/超寿命を実現したもの。消費電力はそれぞれ14W/24.3Wで、光源の寿命は約4万時間。スポットライトは、従来のハロゲン球を使用した器具に比べて約25%長さを縮めた、業界最小サイズを実現している。

光色は、同社では従来、白色(4000K)と電球色(2700K)の2色のみをラインナップしていたのだが、新たに温白色(3500K)を追加。また、ビーム角は、10°/15°/30°を選択でき、さまざまな演出表現に対応する。また、オプションレンズの追加により、これら以外の配光パターンも利用可能となる。オプションレンズは専用で、7月に発売予定だが、詳細は現時点では未定。

また、LEDを光源としたランプでは問題になりがちな、演色性能の高さも大きな特徴。Ra値は、温白色/電球色が約92で、白色が約80を実現している。

幅広い演出表現に対応するために新たに温白色を追加。ビーム角は標準で10°/15°/30°に設定可能