パナソニックは20日、液晶テレビ「VIERA(ビエラ)」の新シリーズとして、10.1V型(SVGA)の液晶ディスプレイを搭載した、ポータブル地上デジタルテレビ「DMP-HV50」を6月25日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は5万円前後。
同製品は、本体に内蔵された4本のアンテナにより、アンテナケーブルを接続しなくても地上デジタル放送を楽しめる「4アンテナ ダイバーシティ システム」搭載のポータブル液晶テレビ。指向性の強いダイポールアンテナと無指向性のモノポールアンテナを組み合わせて感度を向上させており、アンテナ端子が用意されていない部屋でも使用可能となっている。
受信感度が悪い場合は外部アンテナを接続することができ、さらにワンセグ放送に切り換えることも可能。地上デジタル放送とワンセグ放送の切り換えは、電波状況に合わせて自動的に行われる機能が搭載されている。
また、別売のバッテリーパックを使用すれば電源コードの接続も不要になり、コードレス状態で地上デジタル放送の視聴が行える。バッテリーパックには、地上デジタル放送の連続視聴時間が最長で5時間30分の「DY-DB100」のほか、同3時間30分の「DY-DB30」、同2時間45分の「DY-DB15」の3種類が用意されている。
そのほかの機能として、SDカードスロットが装備され、SDカードに記録されたハイビジョンムービーや静止画を再生する「フォトフレームモード」や、同社が提案するリンク機能「お部屋ジャンプリンク」などが利用可能。突起物を含まない本体サイズは262(W)mm×200.5(H)mm×46(D)mmで、重量は約1,118g。