ビクター・JVCは19日、新開発の「カーボン振動板搭載マイクロHDユニット」と、遮音性の高い密閉構造の「トップマウント構造」を採用した密閉型インナーイヤーヘッドホン 「HA-FXC71」「HA-FXC51」を発表した。発売は6月初旬で、価格はオープン。推定市場価格はHA-FXC71が6,000円前後、HA-FXC51が4,000円前後。
今回発表された製品では、口径5.8mmの小型サイズながら広帯域再生を可能にしたマイクロHDユニットを搭載。新たにカーボン振動板を採用することで、ダイナミックな低域再生を実現するという。
また両製品とも、音筒部の先端にドライバーユニットを配置した「トップマウント構造」により、耳穴により深く入れることが可能となっているのも特長。これにより、迫力ある高解像度サウンドを再生するほか、外部音の大幅低減と音漏れの低減も実現し、「周囲の音や音漏れを気にせずに楽しみたい」とう通学・通勤でのニーズに応えるという。
上位モデルのHA-FXC71では、高比重ボディに比重の大きいブラスリングを内蔵した「デュアルシリンダー構造」とステンレス素材の「メタルハウジング」を装備。振動ロスを低減することで、臨場感あふれるサウンド再生が可能となった。さらに、ボディ内部に制振ジェルを内蔵し、タッチノイズを抑える。
一方、HA-FXC51ではアルミニウム素材の「メタルハウジング」を採用している。カラーはHA-FXC71にブラックとホワイトを用意。HA-FXC51はレッドを加えた3色展開となっている。