アジア最大級の国際短編映画祭「第12回ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010」の完成披露試写会が18日、都内で行われ、特別製作作品に楽曲を提供した歌手の土屋アンナが出席した。
日高尚人監督の『ミステルロココ』に「Brave vibration」を提供した土屋は「自分がイメージしているものと違うものが作られるのは凄い」と挨拶した。同作は、佐津川愛美が演じるヒロインが、振られた恋人(猫ひろし)がプロレスラーと付き合っていることを知り、自らもトレーニングに励みプロレスラーを目指すという奇抜なストーリーで「最初は何なんだろうって思いましたよ(笑)。笑えました。私にプロレスをやれってことですかね?」と率直な感想を話すと、日高監督からは「(土屋は)強いと思いますよ」と後押し。すると土屋は「じゃあやるよ(笑)!」と発言するなどノリノリだった。さらに「PV、こっちにしておけばよかったな(笑)」とも話し、出来栄えには満足した様子だった。
また、『ゆっきーな』(渡邊世紀監督)に出演した木下優樹菜は、好きな人のために髪を黒くして、一途に付いていく元ギャルの女性を演じ、「芸能界に入って更正した自分を思い出しながら演じました(笑)。純粋な気持ちを思い出させてくれましたね」と思いを語っていた。
同映画祭は、6月10日より東京・表参道ヒルズスペース オー ほかで開催。今年より「ミュージックshort PV」部門と「ミュージックshort クリエイティブ」部門が新設され、犬童一心、岩井俊二、行定勲監督らの作品ほか40作品以上が上映される。