KDDIは17日、同社のサービスエリア対策に関する施策を発表した。エリア対策強化の取り組みとして、自宅で電波が入らないという要望がユーザーから寄せられた場合、48時間以内に訪問調査を含めた対応を実施。その際、自宅用小型基地局「auフェムトセル」の無償提供にも応じ電波状況を改善する。
今回の施策では、auホームページ上の「みんなでつくろう! auエリア」に自宅の電波改善要望を登録したユーザーに対し、48時間以内に訪問調査を含めた対応を実施。ユーザーの希望日時に自宅に訪問し、電波状況の調査と、その結果に基づいた電波改善方法を提案する。
電波改善方法としては、これまで提供してきた「auレピータ」「簡易アンテナ」に加えて、7月1日より自宅用小型基地局「auフェムトセル」を提供(auのFTTHサービス「auひかり回線」利用者の無償で提供される)。auフェムトセルを利用することで、自宅の「auひかり」回線と接続して、その回線を経由してauサービスを利用することが可能となる。
これらの対応は、みんなでつくろう! auエリアに改善要望を出したユーザーの自宅のみが対象。また、自宅がauのサービスエリア外の場合、法人契約の場合、プリペイド契約の場合は、電波調査訪問の対象外となる。
このほか、商業施設のエリア対策も強化。全国のゴルフ場クラブハウス、サービスエリア、パーキングエリア、道の駅(施設内)など、日常生活圏内の施設を中心にエリアの拡大と通信品質の向上に取り組む。