ライカカメラジャパンは17日、Mシステムの大口径広角レンズ「ライカ ズミルックス M f1.4/35mm ASPH.」を7月に発売すると発表した。価格は未定。
同製品は、Mシステムの既存モデル「ライカ ズミルックス M f1.4/35mm ASPH.」に、最新の光学技術と精密技術を投入して改良を加え、新しいスタンダードとして生まれ変わったという大口径広角レンズ。クローズアップ撮影から風景撮影、定常光を利用した高コントラスト描写まで、様々な用途に対応するオールラウンドなレンズとのこと。
今回の改良では、フォーカシングに応じて最後群レンズがその他のレンズとの相対的な位置を変え、近距離撮影で描写性能を発揮する「フローティングシステム」を採用。光学系はMシステムのデジタル機にマッチするように最適設計されており、特に「ライカM9」に装着した場合に描写力を最大限に活用できるという。また、Mシステムのアナログ機でも高い性能を発揮するとしている。
フルメタル製のねじ込み式角形レンズフードが新たに付属されおり、これを装着することで不要な入射光をカットしてコントラストの低下を防いだり、フロントレンズをキズや汚れから保護することが可能。
レンズ構成は5群9枚、撮影距離は0.7m~∞、最小絞りはF16となっており、画角は35mm判で対角線65度 / 水平54度 / 垂直38度、ライカM8シリーズでは対角線50度 / 水平42度 / 垂直29度。先端からバヨネットフランジまでの長さは約46mm(レンズフード装着時は約60mm)、最大径は約56mm、重さは約330gとなっている。