KDDIは17日、au携帯電話の新製品「EXILIMケータイ CA005」(カシオ計算機製)を発表した。カシオの人気デジタルカメラ「EXILIM」の名を冠する「EXLIMケータイ」の新モデルで、有効約1,295万画素のCMOSカメラを搭載する。
EXLIMケータイとしては5機種目となる同端末は、約3.2インチフルワイドVGA(480×854ドット)のISP液晶を採用した折りたたみタイプの携帯電話。カシオのデジタルカメラ「EXILIM」の技術を活かした画像処理エンジン「EXILIMエンジン for Mobile」を搭載し、高精細な写真を撮影できる。また、同シリーズ初の防水モデルとなっており、IPX5/IPX7相当の防水機能を備える。
端末本体は従来モデルと同じく、カメラを中心に設計されている。デザインテーマは「RELIEVE(和らげる/ほっとさせる)」で、利用シーンを選ばないストレスフリーで扱える心地よさを表現しているという。寸法・重量は約50×110×14.5mm・約124g。
カメラ機能としては、6つの撮影シーン(人物/風景/人物+風景/トワイライト/夜景/マクロ)をカメラが自動で判別して最適な撮影モードを選択する「オートベストショット」や、サンプルシーンを選択することで、手軽に綺麗な写真を撮影できる「ベストショット」機能を搭載。ベストショットのサンプルシーンは、これまでの「人物/風景/夜景/人物+風景/トワイライト/食べ物/文字/スポーツ/パーティー/モノトーン/セピア」に加えて、「スノー」と「ビーチ」が追加されている。
上からCA005、CA003、W63CA、W53CA。CA005の厚さは14.5mm |
背面全体を電池パックカバーにしたことで、継ぎ目ができないデザインを実現。パネルに設置されたパッキンにより、バッテリに水が進入するのを防いでいる |
従来モデルと同様に、カメラレンズ周囲の金属パーツに沿う形でLEDライトが設置されている。CA005では7色の発色に対応し、各動作をエモーショナルに演出 |
テンキー部は、各キーが交互に違う向きに隆起する形状の「Intrecciato Key」を採用。Intrecciato Keyは、籐で編まれた家具等からヒントを得てデザインされており、「CA001」などに採用されている |
また、ピントや明るさを最適化しながら笑顔を検出してシャッターを切る「スマイル検出オートシャッター」、透明感のある肌と目もとの存在感をアップした写真が撮影できる「美撮り」、1秒間に20枚(2メガサイズ)の連射が可能な「高速連射」、シャッター半押しから全押しまでの画像を連射できる「パスト連射」が利用可能。高速連射で撮影した画像を、軌跡を合成した連続的な動きの画像で閲覧できる「連続再生」といった機能も搭載する。
このほか機能面では、ワンセグ、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、GPS、Bluetooth、赤外線通信、じぶん銀行、LISMO Music Video BOOK、au Smart Sports、EZニュースEXなどに対応。通信面では、国際ローミング「グローバルパスポートCDMA」をサポートする。さらに、10枚の連射画像の中から動く被写体を自動で切り抜き、デコメパーツを作成したり、好みの画像と組み合わせて"動く合成写真"が作成できる「Dynamic Photo」といった機能も搭載する。
* * *
特殊撮影では「美撮り」をはじめ、20~60枚の設定ができる「高速連写」や「Night Vision」などから選択ができる |
撮影サイズの変更画面。最大で13M(4,128×3,096ドット)が選択でき、9M FW(フルワイド)、8M、5M、3M、2M、0.3Mの全7種から選択が可能 |
(写真・キャプション/2106bpm K-MAX)
商品名 | EXILIMケータイ CA005 |
---|---|
メーカー | カシオ計算機 |
サイズ | 約110×50×14.5mm |
重量 | 約124g |
連続通話/待受時間 | 約290分/約320時間 |
メインディスプレイ | 約3.2インチ フルワイドVGA IPS液晶 |
サブディスプレイ | ― |
カメラ | 有効画素数約1,295万画素/CMOS/オートフォーカス/手ブレ補正モード |
外部メモリ | microSD/microSDHCカード(最大16GB) |
カラー | ライトグリーン、ホワイト、ピンク×パープル、ブラック |