"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回は妻の"自由時間"がテーマ。「主婦=楽をしている」というイメージを持つ男性も結構いそうだが、実際のところ主婦の"自由時間"ってどれくらいなのだろう?
今回紹介するのは、トレンダーズが行った「主婦の時間に関する調査」。昨年7月30日~8月7日、ウィメンズパーク(ベネッセコーポレーション)会員である25~42歳の既婚で子供のいる女性392人を対象に実施した。
主婦といえば家事に忙しいイメージがあるが、実際どれくらいの時間を費やしているのだろう。同調査の結果をみると、家事のなかでももっとも時間をかけているのは「食事の準備」で平均時間「114分」。続いて「洗濯」が平均時間「49分」、「掃除」が平均時間「39分」だった。「その他の家事にかける時間」(平均「85分」)を合わせると、主婦が1日のうち家事にかける時間は287分。毎日約5時間を費やしている計算になった。ちなみに「自分の家事労働を、自給で換算するといくらだと思うか」を聞いたところ、平均は918円だった。
家事に忙しい主婦だが、自分の"自由時間" はどれくらいあるのだろうか? 「1日のうち、"自分のためだけに使える時間"がどれくらいあるか」と質問したところ、平均は141分。わずか2時間21分にとどまった。「30分以下」と答えた人も11%いたという。そこで「1日自由な時間をもらえるとしたら、いくらまでお金を払えるか」と聞いたところ、平均は3093円。中には「2万円以上」という回答もあった。
家事から解放されるこの貴重な"自由時間"。世の主婦たちは一体どのように過ごしているのだろう? もっとも多かったのがメール、ネット検索、ブログなど「PCを使う」の67%。続いて「読書」(36%)、「TVを見る」(28%)、「趣味」(22%)の順となった。さらに「1日自由な時間があったら?」とたずねたところ、「買い物」がもっとも多く37%。ほかでは「睡眠」(12%)、「エステ」(12%)、「食事」(11%)など、日常的な"プチ贅沢"を楽しみたいという人が多かった。さらに「贅沢な時間の使い方」について聞くと、「何もしないでぼーっとすること」「ゆっくり自分のペースで過ごすこと」「1日時計を見ないで過ごすこと」など、"ゆるり系"の回答が多かったという。