Grailsをインストール

Grails公式サイトのダウンロードページから最新バージョンをダウンロードして任意の場所に解凍。そして解凍先をGRAILS_HOMEとして環境設定を追加、GRAILS_HOME/binをPATHにしよう(以下はLinuxでの例)。

% export GRAILS_HOME=/opt/grails-1.2.2
% export PATH=$GRAILS_HOME/bin:$PATH

Grailsのプロジェクトを作成する

GrailsのWeb開発で一番最初に行うのは、プロジェクトの作成だ。適当なディレクトリで以下のコマンドを実行するとプロジェクトの基礎となる内容を含んだプロジェクトディレクトリが生成される。

% grails create-app myapp
% cd myapp

生成されたプロジェクトディレクトリ

プロジェクト作成のコマンドを実行すると、以下のようなプロジェクトディレクトリが生成される。

プロジェクトのディレクトリ構成

その階層にあるgrails-appがGrailsアプリケーションのメインとなるソースディレクトリである。

grails-app以下の階層に、それぞれの機能別に階層が準備されている。それぞれ目的別の階層以下にソースファイルを追加することで目的の動作を実現できる。

起動とデプロイ

run-appコマンドを実行すると、コンパイル実行中などのメッセージが流れ、組込Tomcatでアプリケーションが起動する。

% grails run-app
Welcome to Grails 1.2.2 - http://grails.org/
....省略...
Running Grails application..
Server running. Browse to http://localhost:8080/myapp

起動完了したら最後に表示されたURL「http://localhost:8080/myapp」を見てみよう。まだ何も機能はないがGrailsアプリケーションディレクトリが動作したのがわかる。また、コントロール+cで停止が可能だ。

ブラウザで確認した画面

サーブレットコンテナがリロード可能に設定されているので、コントローラ、サービス、ビュー等は、サーバを動作させたまま開発が行える。Grailsで開発したアプリケーションをデプロイするには、grails war コマンドを実行することで、warファイルが生成されるので、実運用時はwarをアプリケーションサーバにデプロイできる。