吉本新喜劇座長・小籔千豊が主催する、音楽と笑いの夏フェス『コヤブソニック2010』が8月28日、29日の両日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されることになり11日、吉本興業大阪本社で発表会見が行われた。
2008年にスタートし、3回目を迎える"コヤソニ"。今年は初の2デイズ、会場も規模を拡大して開催される。出演アーティストは、小籔とレイザーラモンからなる"下ネタ"ヒップホップユニット・ビックポルノをはじめ、YO-KING、斉藤和義、サニーデイ・サービス、カジヒデキ、チャットモンチーら初登場組など豪華な顔ぶれ。お笑い芸人もバッファロー吾郎、COWCOW、土肥ポン太、笑い飯、千鳥、中山功太、モンスターエンジン、天竺鼠ら「M-1」、「R-1」「キングオブコント」のファイナリストや、吉本新喜劇のベテラン勢などが出演し、音楽と笑いを融合させたステージを繰り広げる。
「僕が自信を持って素晴らしいと言えるアーティストや芸人ばかり」と胸を張る小籔は、かねてから交流のあるアーティストに声をかけたり、番組で共演した際に直接出演オファーをしたりと、主催者自らブッキングに奔走。イベントで共演が縁での知り合ったという斉藤和義については「『朝早いのと暑いのは嫌。夕方からだったら出る』と斉藤さんらしいOKをいただきました(笑)」、昨年、一昨年と出演したスチャダラパーの紹介で出演が叶ったというチャットモンチーについては「吉本新喜劇への食いつきがすごい(笑)。新喜劇のベテランさんと舞台で絡めますよと言ったら色めき立ってくれました」などエピソードを明かした。
また、コヤソニを立ち上げるきっかけとなったビッグポルノが、7月21日にシングル『KING TIMER』でメジャーデビューを果たすことも併せて発表。「もともと、ビックポルノでサマソニに出られなかった悔しさがきっかけで始めたイベント。それがこんなそうそうたるアーティストの前で歌えるとは思ってもみなかった」と感慨深げな小籔は、デビュー後初の大舞台となるコヤソニに意気込み十分。また、「大阪を元気にしたい」という趣旨のもと、大阪府への寄付を目的としたチャリティー募金を会場で行うことも明かし、「"コヤソニは地球を救う"ということで、濃いめの黄色いTシャツでも作ろうかとか、今別府直之(=吉本新喜劇の個性派芸人)を名古屋あたりからこっちに走らせるマラソンでもやろうかとも考えてます(笑)」と某チャリティー番組に便乗した? 腹案で笑わせていた。
なお、イベントの詳細や、さらなるビッグネームも予定されているという追加アーティストの情報は公式サイトで随時発表。