ORIMOは13日、「スマートフォンに関する調査」をモバイルリサーチで実施した結果を公表した。調査は5月1日から7日まで、同社アンケートモニター600名(18歳以上、男性300名、女性300名)を対象に行われた。
NTTドコモの「Xperia」とSoftBankの「HTC Desire」の認知度は、Xperiaが88.7%であったのに対し、Desireは41.2%だった。それぞれの認知者(Xperia:532名、Desire:247名)が最初に知ったきっかけは、Xperiaがテレビ(35.0%)、インターネット(35.0%)だったのに対し、Desireではインターネット(53.9%)、テレビ(14.6%)だった。Xperiaのテレビでの露出量の高さがうかがえる。
Xperia、Desireそれぞれの未購入者(Xperia:595名、Desire:599名)にそれぞれの特徴を提示した上で購入意向を聞いたところ、「購入したい」の回答率はXperiaが23.3%、Desireが15.2%だった。男女別では、Xperiaでは男性の比率が高く、Desireでは男女間で大きな差は見られなかった。
全回答者に「スマートフォンの魅力」を複数回答形式で聞いたところ、豊富なアプリケーション(72.8%)、外出先でのインターネット(72.7%)、タッチパネルの操作性(59.3%)の順だった。また、「今後、スマートフォンにほしい機能や求めるもの」は、バッテリーの耐久性(78.3%)、タッチパネルの操作性(50.5%)、電子マネー・おサイフケータイ機能(48.7%)の順だった。
「一日に見かけるスマートフォンユーザーの人数」は加重平均で約4.5人だった。居住地別では、一都三県では約5.6人、その他の地域では約3.5人となり、首都圏での普及率が高いことが明らかとなった。
「今後スマートフォン市場がどうなってゆくと思うか」では、今まで以上に伸びていくと思う(53.0%)、現状と同じような伸びを見せると思う(29.8%)となった。ちなみに、年齢層が高くなるほど、今まで以上に伸びていくと思っている人の割合が高かった(10代:41.7%、20代:47.3%、30代:53.3%、40代:54.3%、50代以上:68.5%)。
スマートフォンを発売してほしいメーカーでは、トップはSHARP(42.8%)、次いでPanasonic(38.7%)、ソニーエリクソン(38.3%)という結果だった。