劇画家さいとう・たかをが、デンゼル・ワシントン主演の映画『ザ・ウォーカー』を「デンゼル版『ゴルゴ13』」と絶賛。これを受けて、本作の場面写真に『ゴルゴ13』のデューク東郷を合成した、ワシントンとデューク東郷の共演写真が作成され、12日に公開された。

「運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を――」
映画『ザ・ウォーカー』は、6月19日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

『ザ・ウォーカー』は、文明崩壊後の荒廃した世界を舞台としたサスペンス・アクション超大作。劇中では、世界を揺るがす1冊の本を携えて30年間"西"へ向けて旅を続けている男・ウォーカー(ワシントン)と、本を狙う者たちとの壮絶な死闘が繰り広げられる。

さいとう・たかをは、6月19日からの全国公開に先んじて本作を鑑賞し、ワシントンのアクションを「近年のCGを多用した映画には見られない完成度の高さで、最後まで釘付けだった。本当の俳優とは彼のような人物のことを呼ぶのだろう」と絶賛。「久しぶりに現れた、大人が魅せられる骨太アクション映画! 」と褒めちぎった。また、本作の主人公について「"折れない信念"という、1つの美学を体現している」とコメントし、自身の代表作『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷と「(ウォーカーは)そっくりだと思う。仕事に対する"責任感"や"プロ意識"を追い求め、不屈の精神でミッションを実行していく姿は、デューク東郷と非常に近しいスタンス。そういった意味で、デンゼル・ワシントン版『ゴルゴ13』と言えるかもしれませんね」と語った。

なお、本作はワシントンと名優・ゲイリー・オールドマンが初共演していることでも話題を呼んでおり、全米では公開初日(1月15日)の興行収入で映画『アバター』を抜いて1位を記録している。

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