新生銀行は10日、2010年3月期通期の連結・単体業績予想を修正すると発表した。

同社によると、2010年3月期第3四半期までは黒字基調だったが、資産の精査を実施し、以下の処理や手当てなどを行った結果、2009年5月13日の決算発表時に公表した2010年3月期通期の連結・単体業績予想を修正した。

  • 新生銀行のコンシューマーファイナンス子会社、アプラスフィナンシャル、シンキにおける過払い利息返還に対する引当金の追加繰入ならびにのれんおよび無形資産の減損処理
  • 国内不動産投資や国内不動産ノンリコースファイナンスに係る評価損・減損や引当金の大幅な積み増し

  • その他法人・商品部門におけるリスク資産に係る保守的な手当て

修正内容によると、経常収益が、前回発表(2009年5月13日)見通しの6,200億円から5,663億円に、経常利益が、前回発表見通しの200億円の黒字から726億円の赤字に、当期純損益が、前回発表時の100億円の黒字から、1,401億円の赤字となる見通しであるとしている。