女優の鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子が10日、東京国際フォーラムで行われた映画『Flowers』の完成披露イベントに出席。華麗な衣装に身を包んだ5人が登場した。

左から広末涼子、鈴木京香、仲間由紀恵、田中麗奈、竹内結子

カンヌ国際広告映画祭でグランプリを受賞した大貫卓也が製作総指揮、『ガチ☆ボーイ』の小泉徳宏が監督を務めた同作。日本の映画史を追体験するような映像と共に日本の四季と女性の美しさをテーマに、昭和初期から現代に至る70年間を時代背景にしながら、3世代にわたる6人の女性たちの姿を克明に描き出す。

昭和40年代にウーマンリブの思想が広まる中、出版社で男性に負けじと仕事に打ち込む翠役の田中麗奈は「こんなに素敵な皆さんとご一緒でき、女性として生まれて良かったです」と感激しきり。昭和50年代に夫と小さな娘と幸せに暮らす慧役を熱演した仲間由紀恵も「華やかで素敵なイベントに呼んでいただき、この作品に出演できて嬉しいですね」と笑顔を見せ、「慧は毎日の幸せを自分なりに噛み締めながら、大好きな家族と日々を送る愛情深き女性。特別ではありませんが、ささやかな幸せを感じられる女性はとても素敵だと思います」と自分の演じた役にハマった様子だった。

颯爽と登場したキャスト陣。ホール正面ロビーの大階段に作られたレッドカーペットを闊歩し、途中で報道陣にポーズ

また、鈴木京香が演じる奏の妹・佳を演じた広末涼子は「京香さんが姉で仲間さんが母、叔母が麗奈ちゃんに結子さんと、こんな美人家系なんて非現実的です(笑)」と指摘しつつ、「それぞれ女性としての幸せを求めながら生きていく姿はリアリティーがあります。一つ一つの物語が素晴らしく、当たり前の風景が本当に美しくて、思い出すだけで涙が出ててきます」と涙ぐんでいた。

映画『Flowers』は、6月12日より全国東宝系にてロードショー。