現在公開中の映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の大ヒット舞台挨拶が4日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、主演の上野樹里、玉木宏らが登壇した。
同作は、4月17日の公開から5月2日までに190万人以上を動員し、前編・後編の合計では500万人を突破。ヒロイン・のだめを演じた上野は、「皆さんのおかげで、上映期間が延びるかもしれない! 本当に嬉しいです」と、ファンへの感謝と大ヒットの喜びを語った。同作公開後、上野は「お客さんの反応が見たくて、自分も(本作を見に)映画館へ行きました」とのことだが、「お客さんの反応を見るために来たはずなのに、自分が入り込んじゃってそれどころじゃなかったというか(笑)」と、しっかり映画そのものを楽しんだ様子。「お金を払って見に行ったので」と言い訳する上野に、玉木が「セコイなぁ(笑)」とつっこみ、観客から笑いをとるといった息のあった場面も見せた。
また、上野は最近「(本作の原作の)漫画の最新刊を買ったんですけど」と明かし、「番外編らしいんですが、内容が結構あって、まだまだ続くパワーがありますよね」と、武内英樹総監督に続編の制作をアピール。これに観客は拍手喝采で、この反応に武内総監督は「いつまで続くのか(笑)」と、嬉しそうに笑みをこぼしていた。
ラストのキスシーンが「(長くて)息継ぎが大変だった」と言う玉木。同シーンは30秒以上もあるそう |
本作を9回も見たという武内総監督。「ショパンのコンチェルトの第二楽章のシーンがぐっときますね」と本作のみどころを語った |
ラストシーンが長くなった理由を、「これで終わっちゃうんだと思うと、なかなかカットがかけられなくて」と話した川村監督 |
さらに、この日行われたイベントでは、撮影中実際に使用した小道具「夫婦湯飲茶碗」、「ごろ太とカズオのマペット」、「コタツ」を、玉木と上野のサイン入りで観客にプレゼントするといった企画も。湯飲みにサインしながら、上野と玉木が2人で「おい、おまえ」(玉木)、「はい、あなた」(上野)と呼び合い、ラブラブ(?)ぶりを見せつけるなど、パフォーマンスでも観客を楽しませていた。