ゴールデンウィークに突入し、秋葉原を訪れる人の数は目に見えて増えてきている。先週お伝えしたように、連休の期間中にはイベントやセールなどが目白押しなので、効率よくまわれるように、事前にチェックしてプランを練っておきたい。

ベルサール秋葉原では、ドスパラ主催のゲームイベント「秋葉原PCゲームフェスタ」が開催されている

オープンしたばかりの「ガンダムカフェ」も注目だが、大行列が予想される。彼女の機嫌が悪くならないよう注意したい

2万円台からの格安6コア

AMDファンには待望の6コアCPU「Phenom II X6」がついに発売となった。「1090T Black Edition」(3.2GHz/125W)と「1055T」(2.8GHz/125W)の両モデルとも入荷しており、価格はそれぞれ35,000円前後、22,000円前後。入荷量はそれなりに潤沢で、品切れの心配は当面なさそうだ。

入荷した「Phenom II X6 1090T Black Edition」(右)と「同 1055T」(左)

1090T Black Editionの方のOPNは「HDT90ZFBK6DGR」となっている

パッケージはSocket AM3。製造プロセス(45nm SOI)、キャッシュ容量、TDPなどのスペックは共通で、動作クロックのみ異なる。1090Tは「Black Edition」ということで、クロック倍率は可変になっている。

新機能の1つが「Turbo CORE」。条件を満たすと3.6GHz動作になる

売れ行きは「好調」とするショップが多い。同じコンシューマ向けということでは、Intelからも6コアの「Core i7-980X Extreme Edition」が発売されているが、販売価格は10万円を超えており、Phenom II X6のお買い得感が際立っている。

当初はパワーユーザーが中心のようで、下位モデルよりも上位モデルの方が売れているとか。ただ、価格差が13,000円程度と大きいので、価格重視で1055Tを狙うのもアリだ。

動作デモも各ショップで行われているが、注目はT-ZONE PC DIY SHOP。4GHzにオーバークロックされた状態で動いていたので、立ち寄った際にはスタッフに話など聞いてみるといいだろう。

T-ZONE PC DIY SHOPのデモコーナー。入ってすぐの左側にある

動作クロックはなんと4GHz。ただし、負荷はそれほど高くはない