シンガーソングライターの泉谷しげるが5月1日、都内で行われた映画『クレイジー・ハート』のイベントに出席した。

映画『クレイジー・ハート』のイベントに出席した泉谷しげる

ジェフ・ブリッジス主演の映画『クレイジー・ハート』が6月12日公開を控え、ジェフ・ブリッジスと同世代の泉谷しげるが、日本の中年男性たちに送る応援メッセージを込めて「Mr.クレイジー・ハート」に就任した。

自前のギターを持参して登場した泉谷。就任の証に小さなクレイジー・オスカー像をもらい「大きいトロフィーは邪魔くさいからこのぐらいが丁度いいんだよ」と笑いながら、「この映画はアメリカ人が好きそうな題材。アル中が再生する映画だけど、ジェフ・ブリッジスの腹が出てるみっともない体は生々しかったね。俺は酷いモニターで見たんだよ。真ん中にサンプルとか時計が表示されててさ。それでも良いんだからこの映画相当いいよ」と絶賛していた。

ジェフ・ブリッジスが5回目のアカデミー賞ノミネートでようやく主演男優賞を射止めた。「男というのは廃れてダメだと思っていても、チャンスが必ずやってくる。やってれば何とか形になるものだよ」と泉谷は感慨深そうに語り、「自分と同じ世代で人気がなくなった中年歌手が多い。躁鬱だな。だから俺はそいつらをいつも励ましているよ。痛めつけて治すみたいにな(笑)」と笑わせていた。

映画『クレイジー・ハート』は、天才的なシンガーソングライター、バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)のアウトローな生き方を、希望と感動を交えて描いた人間ドラマ。6月12日よりTOHOシネマズ シャンテシネほかでロードショー。