ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは30日、全国の家電量販店における3月期と4月期(8週間)の乾燥・除湿機器の販売動向を発表した。それによると、3月以降は降雨と気温低下の影響で乾燥機・除湿器の需要が増加し、衣類乾燥機、布団乾燥機および除湿機の合計販売数量は2009年度と比べて21%増となった。
販売数量の内訳は、除湿機が2009年度比31%増、衣類乾燥機が同17%増、布団乾燥機が同14%増といずれも大きく数字を伸ばした。特に4月には行ってからは気温低下の影響などにより、どの商品も販売数量増加が目立ったという。
中でも高い成長を示した除湿機は、除湿能力12リットル以上のハイパワークラスが好調で、前年度比約3倍(188%)の伸びを記録。それに伴い、平均単価3万円以上の高価格帯クラスが伸張し、26%の数量構成比を占める結果となった。一方、2万円未満クラスも前年よりわずかに増加し、全体での平均単価は2万4,300円~2万5,000円と若干の上昇にとどまっている。
また、同時期に新生活需要を迎えた洗濯機は、乾燥機能付きタイプの販売数量が前年度比13%増となり、全体で8%増のプラス成長。反対に、乾燥機能なしタイプは同47%減となった。同じく構成比も昨年同時期は乾燥機能なしタイプが1割弱を占めたが、今回の調査では4%まで減少。ここでも繰り返す降雨の影響が伺える結果となった。