2003年よりBS-TBSで放送されていた人気ホラー・シリーズ『怪談新耳袋』が、4年ぶりに映画化されることになり、歌手の真野恵里菜が主演することが29日、分かった。
これまでに3度映画化され、5月2日からは新ドラマシリーズも放送スタートする『怪談新耳袋』の劇場版が復活する。映画『怪談新耳袋 怪奇』は、「ツキモノ」と「ノゾミ」の2本立てのオムニバス。「ツキモノ」は、通学途中にしゃっくりを繰り返す女性と出くわしたことから、女子大生の周囲で次々と奇怪な現象が起こるというストーリーで、「ノゾミ」では、11歳の自分の誕生日に妹を亡くした女子高生が、誕生日が近づくにつれて、恐ろしい幻覚を見始める。それぞれのヒロインに真野恵里菜を迎え、『おかえり』(1996年)の篠崎誠が監督を務める。
ヒロインに抜擢された真野は「ホラーを見るのがとても苦手なので、『撮影現場も怖かったらどうしよう!』と思っていましたが、現場は明るくて楽しく撮影できましたね。セリフが少なかったので、表情で見せる演技を研究しました」と初主演ながらも、やりきった様子。篠崎監督も「とても勘の良い人。見た目はおしとやかですが、役者として反射神経がとてもよく、一緒に仕事がしやすかったです」と太鼓判を押している。
また、同作は日本に先駆けて、7月1、4日に北米で開催されるアニメエキスポにてワールドプレミア上映が決定しており、真野恵里菜もゲストとして登場。その後、9月に日本公開を予定している。