ドットコモディティは23日、カーボンオフセット付きCFDミニ専用取引「エココモ」を26日よりサービス開始すると発表した。

ドットコモディティ企画部の上村大一郎氏(フィロソフィー・イノベーター)

エココモは、オンラインCFD取引とカーボンオフセットを組み合わせた取引サービス。投資対象となるのは「ミニ金」のみで、投資金額は2,000円から始められるとのこと。証拠金取引となり、50倍のレバレッジがかけられる。ミニ金に投資対象を絞ったことについて、ドットコモディティ企画部の上村大一郎氏(フィロソフィー・イノベーター)は「金は近年、投資対象として注目を集めており情報が得られやすい。また、投資初心者にとっては銘柄がありすぎると、どれを選んでいいのか分からなくなってしまうことから、小額でも始められるミニ金投資に絞った」と説明した。

カーボンオフセットは、インドのタミル・ナドゥ州における風力発電事業のCO2クレジットを購入し、日本国政府に排出権を譲渡することで行う。CO2クレジット購入の原資は、エココモの売買手数料で、手数料(片道1枚あたり0.5ドル)の半分が充当される。

また、CO2削減に貢献する立場から紙を使うことなく、携帯電話(PCも可能)で申し込みから取引までが完了するのも特徴。CO2クレジットの購入に貢献した証「カーボンオフセット・デジタル認定証」は貢献度に応じて3つのレベルを用意し、それぞれモバイルにて配信される。

同社は、エココモの目標口座数を1,000口座とし、サービス開始後1年間で700tのCO2削減を目指す。「1世帯1カ月あたりのCO2排出量は446kg(全国地球温暖化防止活動推進センター調査より)で、これは約1,570世帯分の1月あたりのCO2排出量に相当する」(上村氏)。