日本HPは、法人向けノートPCの最上位ブランド「HP EliteBook」シリーズに、12.1インチの「HP EliteBook 2540p Notebook PC」(以下、2540p)と、同じく12.1インチのタブレットPC「HP EliteBook 2740p Tablet PC」(以下2740p)を追加した。2740pは5月中旬より、2540pは5月下旬より同社の直販サイトHP Directplusで販売される。最小構成価格は2540pが178,500円、2740pが189,000円。
最大12時間駆動が可能な2540p
2540pは、加圧耐久試験で200kgの加重にも耐えられる堅牢性を備えたノートPC。今回、低電圧版のIntel Core i7-640LMや通常版のIntel Core i7-620Mが搭載可能となり、モバイル用途ながらハイパフォーマンスなノートとなっている。標準の3セルバッテリでは、Intel Core i7-640LM搭載の場合約4.5時間の駆動だが、オプションの9セルバッテリを利用すると最大12時間の利用が可能。
最小構成のおもな仕様は、CPUがIntel Core i7-620M(2.66GHz)、メモリが2GB(DDR3)、HDDが250GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが12.1型ワイド(1,280×800ドット)、光学ドライブはなし、OSがWindows XP Professional SP3。通信機能は、ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、56kbpsFAXモデム、およびBluetooth v2.1。インタフェースは、USB 2.0×4、DisplayPort×1、D-Sub×1、IEEE1394×1、ヘッドホン×1、マイク×1。ほかに、200万画素のWebカメラ、ExpressCard/34、SD/MMCカードスロット、スマートカードリーダ、指紋認証センサがある。外形寸法はW282×D213×H28mmで、重量は約1.53kg (3セルバッテリ)、バッテリ駆動時間は最大約4時間。
タブレット機能を搭載する2740p
2740pは、専用デジタルペンとマルチタッチ対応の指による操作の両方に対応したモデル。オプションで駆動時間を約11時間まで延ばすことができるスリム・バッテリ(約561g)も用意される。おもに病院や教育分野での利用を想定している。
最小構成のおもな仕様は、CPUがIntel Core i7-620M(2.66GHz)、メモリが2GB(DDR3)、HDDが250GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが12.1型ワイド(1,280×800ドット)、光学ドライブはなし、OSがWindows XP Professional SP3。通信機能は、ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、56kbpsFAXモデム、およびBluetooth v2.1。インタフェースは、USB 2.0×3、D-Sub×1、IEEE1394×1、ヘッドホン×1、マイク×1。ほかに、200万画素のWebカメラ、ExpressCard/34、SD/MMCカードスロット、スマートカードリーダ、指紋認証センサがある。外形寸法はW290×D228×H31.7mmで、重量は約1.70kg、バッテリ駆動時間は最大約5時間。