女優・沢尻エリカの夫でクリエイターの高城剛氏が21日、東京・表参道にオープンした統合クリエイティブソフト「ADOBE CREATIVE SUITE 5」(以下、CS5)を体感できるスペース「Station 5」のオープニング記者発表会に出席した。

Station5のオープニング記者発表会に出席した、映像作家の高城剛氏

この日は、「Station5」のオープンにあわせて、CS5を使って創作したという作品「大黒天」を披露し、自身の作品を改めて見て「よく頑張ったな、と思います」と仕上がりに自信を見せた。高城は、同社製品は20年ほど前から使っているとのことで、「今日はCS5をもらいにきました」と話して報道陣を笑わせた。

また、「(CSは)妻もユーザーなんです」と明かし、「今回は、(CS5は)妻にプレゼントします」と、夫婦仲の良さをアピール。作品を互いに見せ合ったり、コラボレーションしたりということは「あまりしません」とのことだが、「雨の日や休日は、2人とも自宅で黙々と創作してたりします。まるで制作会社みたいですよ(笑)」とも述べ、自宅で共に過ごす時間も多い様子。ちなみに、沢尻が所属するスペインの個人事務所がマスコミ各社に出した"6カ条の誓約書"等について触れることは無かったが、「(妻は)元気ですよ」と笑顔で話した。

この日、「大黒天」を初披露した高城。「最近では、ソフトウェアの進化によりプロとアマの技術の差が縮まっていますね」と語った

「大黒天」は、客観的な視点で見つめる日本がテーマとのこと。高解像度の絵を徐々にズームアウトしていくというもので、実はいずれの画像も元は実同じもの。同作品はこちらで公開されている

なお、CS5は、同社のデザイン製品、Web製品、Video製品を統合したアプリケーションパッケージで、5月28日に発売開始。「Station 5」は、4月21日~6月20日の間運営され、CS5の機能を紹介するセミナーや、著名なクリエイターを招いてのトークセッションが行われる予定となっている。スペースの入場料は無料で、セミナーへの参加は事前登録が必要。また、Webサイトを立ち上げたり、作成した作品を5分間、スペース内のモニターで来場者に公開する"個展"を開くこともできるという。