朝日新聞社は20日、有料コンテンツ提供サイト『Astand(エースタンド)』をオープンした。新聞や雑誌に掲載された旬のニュース、話題を読みやすくまとめた「WEB新書」をメインコンテンツとして販売し、書き下ろし連載や学習教材なども提供していく。
Astandは有料コンテンツを中心とした情報提供サイト。主な商品となるWEB新書は、朝日新聞社のほか、大手出版・通信社が各誌に掲載している記事から旬なニュースや話題を厳選し、読みやすい形にまとめたものとなっている。オープン時は、「『ダダ漏れ』メディア ネット生中継とツイッター」「出版サバイバル 電子書籍が開く世界」など34商品を用意。2010年6月末までは一律創刊記念価格の105円で販売される。購入にはクレジットカードが必要。
WEB新書はWebブラウザ上でAdobe Flash製ビューアで閲覧する。文章の縦組み・横組みを切り替えられるほか、文字サイズの変更や自動スクロールなどの設定も用意されている。
同サイトでは、政治・国際/ 経済・雇用/ 社会・メディアの3分野を中心に毎月数十点のWEB新書を追加していくほか、書き下ろし連載や学習教材も提供していく予定。また同社は、課金ポータル事業の展開として、Astandを社外のコンテンツ提供者にも開放するとしている。