8月15日より全国主要8都市で開催されるミュージカル『赤毛のアン』に、歌手の島谷ひとみが4年連続で主演を務めることになり、20日、東京・赤坂のサントリーホールで行われた制作発表に出席した。
同舞台は、今年13年目を迎えるオリジナルミュージカル。チケット販売はされず、プレゼントキャンペーン等による観客全招待制の舞台で、本年は総計18,000名の観客を招待する。
島谷は、2007年からアンを演じており、今回で4回目となる。島谷は「20代最後に立つステージになります」と語り、「こんなに素敵な作品に出合えて良かったと心から感じています。今年も、全国の皆さんと一緒に熱い想いになれたらと思います」とアピールした。また、同舞台では、いつも自分の髪の毛を赤く染めて臨んでいるという島谷。「赤毛のアンに向けて、1年間髪の毛の計画を立てるのがお決まりになってきました」と話し、「三つ編みは、ゲン担ぎではないですけど、自分で編んでいます。鏡の前で、アンに(自分を)切り替えることができるので」と明かした。
巨大な本の中から登場した島谷と同舞台を主催するエステーの鈴木喬社長。島谷は「本から飛び出したので、原作に近付いた、もっともっとクオリティの高い赤毛のアンになるんじゃないかと思います」と感想を語った |
過去3年間について、「(公演中に)名古屋が水害にあったり、新幹線が止まったり色々ありましたね」と振り返った島谷 |
また、過去3回アンを演じたことについて、「どんどん自分にリンクしてきているように思います。ステージで、子供の頃の自分を思い出すような感じですね」と話した島谷。特に、「1人で色々なことを空想したり、周りから"変わった子"とか"おかしな子"と言われる点」が似ているという。さらに、島谷は30歳を前に小学生のアンを演じることに対し、「ちょっと大人なアンですけど、舞台では元気に走り回っています」と笑い、「(小学生役をやるのは)体力づくりをするので大丈夫です(笑)」と気合は十分。「私がいつまでおさげができるかですが……(笑)。森光子さんに負けないぐらい続けられるように頑張りたいです。目標は公演2000回」と、今後に向けての抱負も掲げてみせた。