iPad米国発売ですでに初期ロットを入手したユーザーは、思い思いに新型デバイスを楽しんでいる。またiPadローンチに参加したパートナー企業もユーザーからのフィードバックが入りつつあり、次の戦略を練り始めているころだろう。3大TVネットワークの1つ、米ABCもその1社だ。

3大TVネットワークのABCが提供するiPadアプリ「ABC Player」

同件については、米Wall Street Journalが「ABC Sees Success in iPad App」というタイトルでDisney-ABCプレジデントへのインタビュー記事を掲載している。ABCがiPad発売の3日にリリースしたアプリ「ABC Player」(日本からは現在利用不可)は、広告掲載付きでABCの番組コンテンツが無料で見られるサービスだ。大手TVネットワークでこの手のアプリを提供するのは初のケースであり、iPadデビューから10日間で205,000回のダウンロードがあったという。

これはAppleが公称している1週間で50万台以上というiPadの販売実績と比較すれば、全iPadユーザーのおよそ2人に1人が同アプリを導入している計算となる。そして、同アプリを介して650,000エピソードほどが閲覧されているという。ABCの算定によれば、広告インプレッションだけですでに「数百万」ほどに達するという。