北野武監督の新作『アウトレイジ』が、5月12日に開催される第63回カンヌ国際映画祭で、最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に出品されることが15日、分かった。

『アウトレイジ』
(C)2010 『アウトレイジ』製作委員会

北野監督は「久しぶりのアクション映画だから期待感もあると思うし、自分としてもお客さんの反応が楽しみだね」と、1999年の『菊次郎の夏』に続く2度目の出品に期待を寄せている。

同作は、ヤクザの世界で男達が生き残りを賭けて裏切りや駆け引きなど激しい権力闘争を繰り広げる、『BROTHER』(2001年)、『座頭市』(2003年)以来7年ぶりとなるバイオレンス映画。ビートたけしほか、椎名桔平、三浦友和、加瀬亮、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗ら男性共演陣の演技も注目されている。

日本では、6月12日より全国ロードショー。