10月16日公開の映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(中田秀夫監督)がこのほど、クランプアップを迎え、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみらが報道陣の取材に応じた。

『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』

同作は、米澤穂信の同名小説を原作としたミステリー映画。時給11万2,000円という求人広告に釣られ集まった10人の男女が、謎の建物「暗鬼館」で7日間を24時間監視されることに。「夜の10時以降は自分の個室に入っていること」、「実験終了は、7日間経過するか、生存者が2名になり、実験継続が不可能になった時」という奇妙なルールのもと、それぞれが暗鬼館での生活をスタートさせる。何も起きなければ全員が1,800万円以上の大金を手に入れられるはずだったが、2日目に銃殺による死者が出てしまう。

サバイバルゲームが展開されるストーリーについて、綾瀬は「読めば読むほど面白くなるお話で、人間の極限を感じます」、藤原は「今までに読んだことのない台本で、行間を読み取るのが大変でした」とそれぞれが感想を。また、北大路欣也は「極限状態の人間を知ることができる深い話でした。今の世の中に必要なメッセージを感じます」と感慨深げに振り返った。

『リング』の中田秀夫監督が、究極のゲームを通して人間の心理をえぐっていく

殺伐としたストーリーだが、同作の見どころについて藤原は「一つの空間に集まっての台詞の掛け合いがとても面白いと思います」、石原は「唯一正当な理由で参加した役だと思います。ただ真っ当な人物がどのように狂気にかられていくのかを観ていただきたいです」とアピールしていた。

映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は10月16日より丸の内ピカデリーほかで全国ロードショー。