金融先物取引業協会は14日、店頭外国為替証拠金取引(FX)の2010年3月の取引高と売建玉・買建玉の月末残高の速報値を発表した。
2010年3月の速報値は、金融先物取引業協会の参加会員59社からのデータをもとにしている。これによると、2010年3月の全通貨ペアの円建て取引金額は、前月比5.8%増の194兆3,846億円だった。
また、2010年3月末の売建玉は前月末比143.4%増の1兆2,624億円、同買建玉は同34.1%減の1兆6,020億円。円売建玉から円買建玉を差し引いたネットの円の売建額である「円キャリー額」は、同83.75%減の3,052億円だった。
なお、上記速報値のデータを提供した59社による2009年度第3四半期(2009年10月~12月)の全会員(店頭外国為替証拠金取引の実績のあった会員は91社)の取引金額に対する割合は、98.89%、同じく建玉に対する割合は95.33%だった。