東芝は14日、液晶テレビ「REGZA」の新シリーズ「RE1」「HE1」を発表した。RE1シリーズには55V型~19V型の8モデル、HE1シリーズには26V型~19V型の3モデルがラインナップされる。価格はすべてオープン。

500GBのHDDを内蔵する「HE1」シリーズ。22V型/19V型のモデルでは、ブラック/ホワイト/カッパーの3色のカラーバリエーションが展開される。カッパーは、和室などにもマッチする、落ち着いた色合い

HDDは内蔵せず、USB接続のHDDへの録画機能のみを搭載する「RE1」シリーズ。2シリーズは、共通のデザインを採用する

RE1/HEシリーズは、2基のデジタルチューナーを搭載したモデル。RE1は、HDDを内蔵しておらず、USB接続の外付けHDDへの録画機能を搭載、一方のHE1はUSB接続タイプのHDDへの録画機能を搭載するほか、500GBのHDDを内蔵する。いずれも、番組を試聴中に、別の番組の録画が可能だ。なお、Z1シリーズとは異なり、マジックチャプター機能は搭載されていない。

なお、今回は、HDD内蔵モデルが、小型タイプしか用意されていないが、同社によると、大型モデルのHDD内蔵タイプは既にラインナップ(H9000シリーズ)として存在しているため、今回は小型モデルのみとのことだ。なお、H9000シリーズは、今後も並売される。

搭載している液晶パネルは、すべてIPS方式で、画素数は、RE1の55V型~37V型がフルハイビジョン(1920×1080)で、それ以外のモデルはハイビジョン対応(1366×768)だ。両シリーズとも、全機種LEDバックライトを搭載。RE1の55V型~37V型では、Z1シリーズと同様に、LEDの分割コントロールも行われる。

搭載している映像エンジンは、すべて「次世代レグザエンジン」超解像度技術の「レゾリューションプラス4」、処理速度の高い高速CPUが採用されている。

ネットワーク機能は、「アクトビラビデオ・フル」や「テレビ版Yahoo!JAPAN」への対応のほか、DLNAクライアント機能も全機種に搭載される(音楽再生にも対応)。ただし、Windows 7のDMC/DMR機能には対応していない(Wake on LAN機能には対応しているので、LAN上にあるPCをレグザ側から起動することは可能)。また、従来は一部の機種でしか対応していなかったサーバーダビング(ネットワーク上に存在するDTCP-IP対応サーバーへの録画コンテンツのダビング機能)に、全機種とも対応している。

またZ1シリーズ同様、遅延時間の短縮と高画質化処理を同時に行う「ゲームダイレクト2」もすべてのモデルに搭載されている。

HE1シリーズの背面端子と側面端子。2系統あるHDMI入力端子は、ARCなどに対応する1.4仕様

シリーズ 型名 発売日 市場価格
RE1 55RE1 7月上旬 43万円前後
47RE1 6月下旬 33万円前後
42RE1 5月上旬 25万円前後
37RE1 5月中旬 20万円前後
32RE1 8月上旬 15万円前後
26RE1 6月上旬 11万円前後
22RE1 6月上旬 9万円前後
19RE1 6月上旬 8万円前後
HE1 26HE1 7月上旬 14万円前後
22HE1 7月上旬 12万円前後
19HE1 7月上旬 11万円前後