メルセデス・ベンツ日本は、初のAMG専用モデルとなる新型スーパースポーツカー「メルセデス・ベンツ SLS AMG」の予約の受付けを4月14日より開始する。価格は2430万円。購入者への納車は今秋を予定している。

メルセデス・ベンツ SLS AMG

新型「SLS AMG」は、2009年のフランクフルトモーターショーで公開されたモデルで、その動力性能を認められ「F1史上最もパワフルなセーフティカー」として、2010年シーズンのF1セーフティカーに採用された。

デザインは、メルセデス・ベンツの伝説的スポーツカー「300 SL」をイメージさせるガルウイングドアをはじめ、ロングノーズ&ショートデッキの典型的スポーツカースタイルを現代流に解釈したもの。ボディは徹底的な軽量化を図りながら高い剛性を実現するアルミニウム・スペースフレームボディ構造を採用することで、高いハンドリング性能と衝突安全性を実現している。

エンジンは、メルセデスAMG社独自開発の6.3L(リッター)V型8気筒エンジンに改良を施し、大幅に出力を向上したもので、最高出力は571PS(420kW)のパワーを得ている。またドライサンプ潤滑方式を採用して低重心化を図るとともに、エンジンをフロントアクスル後方に、トランスアクスル式7速デュアルクラッチトランスミッションをリアアクスル上にレイアウト。前47:後53という最適化された前後重量配分とし、スポーツカーとしてきわめて高い運動性能とすぐれた操縦安定性を実現した。

これらにより、SLS AMGは0-100km/h加速3.8秒、最高時速317km/h(電子リミッター作動)という動力性能を発揮しながらも、7.6km/L(欧州仕様参考値)という高い燃費効率を得ている。排出ガス基準についてはEU5、LEV2、ULEVに適合している。

メルセデス・ベンツ SLS AMG