東京証券取引所は13日、不動産コンサルティング・シニア住宅事業・リゾート開発などを行うゼクスの株式(コード:8913、市場区分:市場第一部)について、監理銘柄(確認中)に指定すると発表した。

監理銘柄(確認中)指定期間は、4月13日から、東証が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで、となっている。

監理銘柄(確認中)指定理由について東証では、「有価証券上場規程施行規則第605条第1項第13号a(四半期報告書について金融商品取引法第24条の4の7第1項に定める期間の最終日までに内閣総理大臣等に提出できる見込みのない旨の開示を、当該最終日までに行っているとき)に該当するため」としている。

東証によると、ゼクスは13日、四半期報告書の法定提出期限(2010年4月14日)までに四半期報告書を提出できる見込みのない旨の開示を行った。

同社が四半期報告書を法定提出期間の経過後1カ月以内(2010年5月14日まで)に内閣総理大臣等に提出しなかった場合、有価証券上場規程第601条第1項第10号(有価証券報告書または四半期報告書の提出遅延)に基づき、同社株式は上場廃止となる。

今回東証では、同社株式について、監理銘柄(確認中)に指定し、「上場廃止となるおそれがあることを投資者に対して注意喚起する」としている。