クリエイティブメディアは13日、デジタルオーディオプレーヤー「ZEN X-Fi Style」「ZEN Style 300」「ZEN Style 100」を発表した。発売日は、ZEN X-Fi Styleが5月中旬、ZEN Style 300/100が5月上旬を予定している。価格はすべてオープン。

なお、同社のショッピングサイトでは4月中旬より先行発売予定。ZEN X-Fi Styleは、メモリ容量32GB(15,800円)/16GB(11,800円)/8GB(8,800円)の3モデル、ZEN Style 300はメモリ容量16GB(9,280円)/8GB(6,580円)/4GB(4,280円)、ZEN Style 100はメモリ容量16GB(8,800円)/8GB(5,980円)/4GB(3,780円)の、それぞれ3タイプずつがラインナップされる。なお、いくつかのモデルは、直販限定モデルや、オンライン販売限定モデルとなっている。

小型化/低価格化したX-Fi搭載プレーヤー「ZEN X-Fi Style」

ZEN X-Fiは、同社のデジタルオーディオプレーヤーのフラッグシップモデルである「ZEN X-Fi2」の持つ機能を、コンパクトなボディに凝縮し、さらに低価格化したモデル。サイズは、幅83.6mm×高さ48.7mm×奥行き11.7mmとなっており、X-Fi2よりもかなり小さく、さらに初代のZEN X-Fiと比較してももわずかに小さい。

機能面では、音楽プレーヤー、動画プレーヤー、FMチューナー、ボイスレコーダー、スケジューラー、RSSフィーダーを搭載。ZEN X-Fi2同様に、高音質化技術「X-Fi」も採用される。「X-Fi Crystalizer」(圧縮されたサウンドの補間)「X-Fi Expand」(ステレオ臨場感の向上)のオンオフだけでなく、その効果をコントロールすることも可能だ。

対応する音楽ファイルは、MP3、WMA(DR9対応)、AAC(非プロテクトM4A)、FLAC。また、動画に関しては、WMV(最大640×480画素/24fps/800kbpsまで)、MPEG-4 SP、DivX 4/5、XviD(最大640×480画素/24fps/1Mbpsまで)の再生が可能(対応ファイル以外も、何らかのプロテクトが掛けられているもの以外は、付属ソフトウェアのCreative Centralでコンバート可能)と、フォーマット選択は幅が広い。

なお、画面サイズは、X-Fi2の3V型WQVGAから、2.4型QVGAへと変更されている。また、SDなどの外部メディアを利用するためのスロットも省かれているが、スピーカーはそのまま搭載されている。操作系は、タッチスクリーンではなく、一般的な方向キー+ボタンに変更された。

電源は、充電式のリチウムイオンバッテリーで、USBの場合約4時間、オプションのACアダプター(ACからUSBに変換するタイプ)では約3時間でフル充電される。連続再生時間は、音楽ファイルで約25時間、動画で約5時間。

低価格な動画対応プレーヤー「ZEN Style」(写真はZEN Style 300)。ボディはコンパクトだが、再生/一時停止、スキップなど、よく使用する機能が割り当てられたボタンが配置されており、操作性は良好

ZEN Styleは、低価格(4GBモデルならば3780円)ながら、動画再生にも対応するプレーヤー。幅約79.5mm×高さ40mm×奥行き13.6mmと、ZEN MOZAICなどに近いコンパクトなサイズで、1.8型(128×160画素)のディスプレイを搭載する。機能は、音楽プレーヤー、動画プレーヤー、ボイスレコーダ、スケジューラーを搭載するほか、ZEN Style 300はFMラジオ、スピーカーも搭載する。再生フォーマットは、音楽がMP3とWMA(DRM9対応)、動画がCMV(一般的な動画ファイルを付属ソフトエアCreative Centraleでトランスコードしたもの)。

電源は、充電式のリチウムイオンバッテリーで、USBの場合約4時間、オプションのACアダプターでは約3時間でフル充電される。連続再生時間は、音楽ファイルで約32時間、動画で約5時間。