"妻"に焦点を当てて、その姿を公表されているデータから読み解く「妻の正体~データ編」。今回のテーマは妻の昼食事情。ランチ代の節約を強いられる夫も多いようだが、妻はふだんどんな昼食をとっているのか? そして「プチ贅沢」なランチとは?

家ご飯は271円ですが、贅沢ランチには1,628円かけています―。昨年トレンダーズが行った「主婦の昼食に関する調査」で、昼間の妻たちの"メリハリ"のある食生活が明らかになった。調査は昨年7月30日~8月7日、ウィメンズパーク(ベネッセコーポレーション)会員である25~42歳の既婚で子どものいる女性392人を対象に実施した。

「あなたの昼食パターンで多いのは」と聞いたところ、43%が「残りものを食べる」と回答。理由は「わざわざ一人分を作るのが面倒なため」「自分一人なら残り物で十分。キッチンが汚れない」「楽して手早く食べたいから」といったものが多く、節約のためというよりも「家族がいない昼食ではできる限り楽をしたい」というのが主婦の本音のようだ。

自分で作る場合のメニューだが、もっとも多かったのは「チャーハン」の30%。2位以下は「パスタ」(24%)、「うどん」(17%)、「焼きそば」(17%)の順となっており、調理が比較的簡単なものが人気だった。また、週に1回以上調理が要らない食品(冷凍食品・惣菜・インスタント食品など)を食べる主婦は42%で、これらの食品を買ってきて食べる場合にかける金額の平均予算は1食271円だった。

普段は昼食に時間もお金もかけずにすませているようだが、たまには贅沢な気分も味わいという主婦は多い。「ふだんのランチより『プチ贅沢』なランチをすることがあるか」の質問には、約7割(69%)が「ある」と回答。シーンとしては「久しぶりに会う友達と食事するとき」や「ママ友との会合」「自分へのご褒美」「ストレス解消」「気分転換」という回答が多かった。気になるのは"おランチ"の金額。贅沢だと思うランチの金額は1食1,628円以上で、家ごはんの平均271円の約6倍もの額となった。